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中身がおっさんでも、見た目が聖女なら、まあそれはそれでいいんじゃね?  作者: ミマス
聖女になってしまったおっさん
23/79

ユッサ蜘蛛

ママのお腹の肉もんできました~

もみもみもみ~

あ、あ わたしメリーさん いま 東の森


…城から東へ(それが東の森だから)馬車で約半日、かなり近くに森があるな

「では森に入るけど、ケイ、足の下を虫を踏まないように、とくに蜘蛛をな」

「うん、わかった…うん? 蜘蛛?」

「じゃ、みんな出発しよう」

「「はい!」」

「あのアルさん?蜘蛛を踏まないように注意しろってどういうこと?」


…無視するんな!



「かなり深く入りますな~魔物とか出そう~」

「ほう?お前は魔物を知っているのか?」

「あ、ああ、あっちの世界にはいないけど 想像の動物みたいなものって言うのかな?」

「君の世界には魔物がないのか?」

「ないない」

「そうか…まあそれならよかったな、今会いに行く隣人もれっきとした魔物だから」

「お?…お?今会いに行く隣人が…魔物? あのアル?魔物に会いに行くの?」

どん~


「彼らはこの森を管理する森の管理者だ, 森全体の木を管理し、森の産物を取引する、しかも彼らの実はいい生地になるんじゃじょ?」

「へへえ…森の管理者…エルフか?」

「えっと…?エルフとはちょっと違うかな…?」どどん~

「ところで この音はどういうことだ…? 太鼓を叩くような音が···」

「そろそろか」どどん~! どん~!


…遠くから聞こえていた音がだんだん大きくなる。どん~どん~どん~

まるで太鼓を打つような音 どこでパーティーでもやってるの?

「そろそろ見えるな、ケイあれが今日私たちが会いに来た 隣人だ」


…地面から頭まで高さ2メートルくらい, 頭から尻尾までは4メートルはあるようだ

8の目、8の足、鋭い牙に前1組の足はまるで刃を打ち込んだような鋭い棘が足にいっぱい刺さっていて、足先は槍の刃のような巨大な鎌が左右に一つずつ…


中2組の足は短い毛が多く、ハンマーのような形をした足先が地面を踏み入れている


…そして一番後ろの1組は…丸まっているつま先が


ゆっさゆっさ~

体を左右に一度振って、後ろ足の丸いつま先で自分のお腹を叩くとドン~と太鼓の音が…


頭の上に赤色や黒色の石が刺さっていたり、体中が白で尻尾の左右は黒い楕円形の模様以外は白の巨大な蜘蛛が…


ゆっさゆっさ~おどん~ x8

ゆっさゆっさ~おどん~x100

ゆっさゆっさ~おどんx1500…


…何匹だ?

…森のあちこち…地の上、木の上でめっちゃくっちゃ多い数の蜘蛛たちが体を揺らして自分のお腹を叩いて太鼓の音を出してる …シュ……シュル…だわ…


「こいつらが私たちのお隣さんのユッサクモだ、お腹の中に空洞があって殴るといい音が出るんだ」

「へへえ…蜘蛛…顔こわ!」

「ハハハ、でもいい子たちだっよ? 繁殖期でなければ」

「うん?」

「繁殖期にはそれなりに? 怖いんだ、どういう意味ではな」

「……いや…繁殖期じゃなくても怖いと思うよ」


キイエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!!!!!!!!!10000?

「きゃあああっ」

なになに?! 


体を揺らしながら太鼓の音を出していた蜘蛛たちが、俺たちを見て一斉に踊りを止めて前足を持ち上げて大声を上げる、めっちゃ怖いじゃんくそが!


キイッキイッ

一匹の蜘蛛が俺たちの前に出て


ユッサユッサドン~ユッサユッサドン~


さっきのように体を振りながら後ろ足でしっぽを叩いて音を出すと


隣にいた女性騎士の方が 前に出て…

フリフリ、ポン~ フリフリ、ポン~ フリフリ、ポン~



なんだ?


なんだ?なんだ?なんだ?なんだ?なんだ?なんだ?なんだ?なんだ?なんだ?


膝を軽く曲げて、お尻を左右に振って手のひらで自分のお尻をポン!と…


………………………


「あれのせいで私はこの蜘蛛がちょっと苦手ですよね…」


マリアンヌ様はこの蜘蛛がお嫌いらしい


「あの行動はあの蜘蛛たちの挨拶だ 恥ずかしいけど…まあ」


挨拶かよ!


「挨拶は若い女性がするのが決まりだ」

と、言うアル…えっと…なんで?


「え?そんなルールがあるの? 蜘蛛が若い女が好き?」

「うん?いや?男がやると目によくないじゃないか」

「え……うん……それはそうだな…うん…」

確かに…


「もし私があの挨拶をすると思ってみなさい」

「やめえええええ!! 何を想像させるんだお前は!!!」

やっちゃった!あっという間にやっちゃった!アルが体を揺らしてお尻をポンと叩く姿を…

くっそ!!


しばらくすると、蜘蛛が体を回して船の黒い部分をこちらに見せる

な、なに?


「ほう?ケイ君がやってみるか?」

「え?何?何?」」

「蜘蛛の尻の黒い部分を叩くといい音がするんだ、拳で何発ドドンと叩いてみろ」

「えっ!?やだ」

「アハハッ大丈夫だからほらよっと~」

く、蜘蛛の方に押すなこのやろおおお!!!


蜘蛛の前に…いや横に立って…本当にいいんだよね、これ?

手のひらでポンと叩くと


トン~

…お?


拳でもう少し強

トン~!


「おいおい、もう少し強く~」

「うるさい…」

拳で…

強く…


..どん~

お?

ドン~

おお?

….

ドン~ドン~ドン~


…これは…太鼓だ…


..

ドンドン!ドンドン!ドンドン!ドンドン!ドンドン!ドンドン!ドンドン!ドンドン!ドンドン!

ワンツー!ワンツー!ジャブジャブストレート!!


「お?ケイ?急に楽しそうだね」

「…………………………彼にあんな面が…」」


なんか…なんか…楽し~

ドンドンドンドン!ドンドンドドドドドドドドドドドドドドドドドンドン!


「ア~ドッコイショドッコイショ~、ソーランソーラン~」

ドンドンドンドン…

..


何やってんだ、俺は

拳で蜘蛛の腹を叩くと、太鼓の音が出てくるから 楽しくなってて


ドッコイショドッコイショ~ソラン~

…歌詞がこれで合ってたっけ?


まあ、いいか?


「楽しそうですねケイ…」

「あれはあちらの世界の歌かな?」

「そうみたいですね」

ドンドン、ドンドン、ドドドドン~


「ふぅ…楽しかった…」

..

キエエエエエエエエエエエエ!!


「うわぁ、びっくりした」

さっきまで俺が叩いた蜘蛛が前足を上げて叫んだ

うあ…少なくとも予告はした後叫べ!、驚いたじゃないか!!!


蜘蛛がまた体を傾けて俺の頭より大きい頭を下げて俺を見て..怖い!!

キイ~~

ぺろ


…なめた

「おお…おお…ああ…お?」


ぱくり

あああああああああああ


噛まれた!!死ぬ!!...

モグモグ

…たらたら…背中から冷や汗が流れる…

緊張するな 手は目より早いー…関係ないじゃん!! 頭が食べられている!!

…うん?でも痛くないな…?


「おぉ?その蜘蛛は君が気に入ったみたいだなハハハ」

「お、お…あ、ありがとうございます…?」たらたらたら

「最初は誰でもそうなんだハハハ」


暫くして


ドンドン!ドンドン!ドンドン!ドンドン!ドンドン!ドンドン!ドンドン!ドンドン!ドンドン!ドンドン! 

ドンドン!ドンドン!ドンドン!ドンドン!ドンドン!ドンドン!ドンドン!ドンドン!ドンドン!ドンドン!

ドンドン!ドンドン!ドンドン!ドンドン!ドンドン!ドンドン!ドンドン!ドンドン!ドンドン!ドンドン

...

うるさい…

あたりにあった数…百?千?匹の蜘蛛たちがみんなでさっき俺が演奏(?)したリズムを演奏(?)していた


..おかげさまで耳が死んでいきます 助けて俺の鼓膜…

ドンドンドドンドドン…

ドンドンドドンドドン

ティッ

ドンドンドドンドドン

ティッ

…ティッ?


何か耳のそばに…

横を見ると

肩の上に拳ほどの蜘蛛が乗っていて


体を左右に振りながら


ユッサユッサティッ、ユッサユッサティッ


えっと…え?


「えっと…?この子は…」

「うん?お、ユッサ蜘蛛の子だな、 かわいいでしょ?頭の石が赤いのを見るとメスだね」

「あ、うん、かわいいね」


肩の上に乗った蜘蛛の頭を指でなでてみる

「キイ~ッ」


指であごを…

「キイ~ッ」

気持ちよさそうに体をぶるぶる震える子蜘蛛


「あ、かわいい…ふふっ」

「毒があるから刺されないようにな」

「毒…」


ぱくり

「あ。」

か、かかかか噛まれた?

「あっ!噛まれたんだけど!?俺、噛まれたんだけど?!」

「あ~ 言ったばっかりに~ その間を我慢できず噛まれたか~」

「おい、毒あるんだって!? 毒あるんだって!?」

「あの子たちは子供の方が毒が強いからな~もう少ししたら…」

「…」ごっくん!

「かゆくなる」

「うん?」

「まあ、あの子たちの毒にはちょっとした体力回復の効果があるから大丈夫」

「そして副作用で肌の弾力が良くなり美白効果があります、羨ましいですねケイ」


..

噛まれたらちょっとかゆくなり…体力が回復して肌美白…の毒…何だこれファンタジーか? ギャグ系ファンタジーなのか?


…あ、うん、そうか パンタジーだったごこ

………

その後約2時間


子蜘蛛と遊んだり太鼓(?)を叩いたり、実と果物をもらったり…

…………………意外と楽しかった…そして果物おいしい!


「じゃあそろそろ帰ろうか」

「えっと…」

「ケイ、あの子はそろそろ返してください」

「うっ…こんなに可愛い子を置いて行けってことですか!? マリ様ひどい!」

「ケイ」

「は~い、さあ~ユッサ子~ママに帰りなさい~」

「ユッサ子?」

「ユッサ蜘蛛の子だからユッサ子です」

「あ…はい、戻りましょ」


帰り道にいろいろ聞いた

ユッサ蜘蛛は巣を張らずにすむ蜘蛛で木の実を食べるため、森に実が開く木を栽培する森の庭師、

あるいは森の管理者と呼ばれる動物… いや、魔物だ

巣はとても良い生地になるらしい


船の中に空洞があって叩くと太鼓の音が出て、その音で会話したり、遊んだり

おまけに戦闘力が強い

なじぇか肉も負いしいらしい

とてもおとなしいので近所の人たちとも仲がいいし…ただ繁殖期には..


「荒れるんですか?」

「すごくうるさくなります、森のあちこちで何千~何万匹の蜘蛛が求愛行動をしますから」

……

「同族以外にも気に入った"異性"にも 求愛行動を…」


「え……」

「繁殖期にケイがあの森に入ったら…」


「え!?」

繁殖期には怖いってそういう意味だったのか…!?


「な、なんか、すごく楽しそうな蜘蛛たちです…ね」

「それはあの子たちの別名ですね」

「うん?」

「ユッサ蜘蛛という名前が定着するまで、彼らは“何だかよく分からないけど、すごく楽しそうに見えるけど、すごく怖顔の蜘蛛”と呼ばれていました」

「長げ!」


そうして俺たちは城に帰還した


+

ケイたちの乗った馬車が出発しようとするころ

こぶしくらいの蜘蛛一匹が背中(?)に小さなポケットを結び、ぴょんぴょんと跳ねてケイたちが乗った馬車の上に飛び上がった


それを横にあった記事が見て、彼は…

..

ぺこり

あいさつした。


ぺこり

クモがいっしょにあいさつした.。


そして彼らは何事もなかったかのように城へ出発した。

….

いや、あいさつすんな…


明日会食…いやだな~



Youtube広告したら再生数が少し上がりますかね...

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