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明日へのスパイク  作者: 飛鳥
序章
6/6

動揺

タイムアウト終了の時間になった。葵のチームは円陣を組んで気合いを入れ直した。

一方鈴子のチームは、円の形になって手を繋いでいた。

『私達なら勝てる。いい?落ち着いてプレイをするのよ!』

そう鈴子は言った。鈴子のチームはリラックスした感じがあった。

点数は8対8。サーブは鈴子だった。鈴子のサーブは天井についてしまいそうなくらい、高いサーブだった。

(天井サーブ!?狙いは…彩香か!)

彩香はチームの中でもレシーブが一番下手くそなので、高いサーブを打てばミスる。タイムアウトの時にそのことをチームで話したのだ。

『オーライ!』

彩香が声を出して取ろうとする。しかし、ボールの軌道がずれてしまったため、彩香のレシーブしたボールはコートの外に行ってしまった。

(まだ生きてる!)

ボールを取ろうとする葵。しかし、そのボールは地面についてしまい、鈴子のサービスエースになってしまった。

『やられたわね…彩香を狙ってくるなんて…』

愛結も葵も俊介も、もちろん彩香も狙ってくるとは思っていなかったのだ。

『彩香をカバーするわよ!』

葵がそう言った。

(甘いわね…カバーさせないわ)

鈴子のサーブ準備が終わったため、審判が笛を吹いた。鈴子はサーブを打った。

『!?』

葵のチームは全員驚いた。

(ドライブ回転のサーブ!?まさか初心者にそんなサーブが!?)

葵のチームは誰も取れなかった。一番取りにくい真ん中にサーブを決めたのだ。鈴子はサービスエース2本目になった。

『…あれは取れない…』

葵のチームは全員気持ちが切り替えせなくなった。

鈴子は次もドライブサーブを打った。今度は一番レシーブがうまい、葵を狙った。

(取れる!)

葵はアンダーレシーブの構えを取った。しかし、

『な!?』

葵はレシーブを失敗した。

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