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明日へのスパイク  作者: 飛鳥
序章
5/6

作戦!

試合の流れはその後一進一退であった。スパイクを決める鈴子チーム。スパイクをレシーブし、カウンターをする葵チーム。どちらも互角の試合を繰り広げた。葵チームの優勢で進むと思ったこの試合のイメージは、一気に狂いだした。

『タイムアウト!』

葵がタイムアウトをとる。

『かー!疲れる試合だぜ…』

『四宮さん、思っていた以上にやるわね。まあ、私には負けるけど!』

『いや、あんたなんかよりうまいでしょ』

皆休憩しながら試合の感想を述べていた。

『皆、私に作戦があるの』

葵が案を出してきた。

『ゴニョゴニョ』

『それ…ハイリスクハイリターンね…勝算あるの?』

『うーん…わからない!』

葵は両手を後頭部に触れて適当に答えた。

『さすがにきついでしょ!?あんた馬鹿なの!?あの子のスパイク…止められないでしょ!』

彩香が葵に強く言う。彩香は今回鈴子のスパイクを止められていないのだ。ビーチボールバレー初心者のスパイクではなく、威力は全国レベルのスパイク並。目がなれていない彩香は止められなくて当たり前だった。

『俊介はどう?』

『いいんじゃない?』

俊介は普通に答えた。

『結局ブロックを無視してスパイク打ってる訳だし、ブロック飛ぶより守備範囲広くした方が止められるだろ?』

俊介はよく見ていた。鈴子のスパイクは相手の頭を遥かに越えたスパイクだった。しかも威力が高いスパイク。これを二人で止めるのは厳しいだろう。

葵の作戦はブロックをしないで、レシーブをたくさんするとのことだった。

ビーチボールバレーはブロックもレシーブの数に数える。ノーブロックならその心配もない。

『これなら絶対に行ける!だから信じて!』

葵はそう言った。

『わかった!』

『しょうがないわね…』

『おー!』

みんな意見が一致した。

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