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明日へのスパイク  作者: 飛鳥
序章
1/6

葵のお願い

『はぁ…つまらない学校生活だなぁ…バレーをやめて…高校も転校して…1週間たったのに…』

四宮(しのみや)さーん!四宮鈴子(しのみやすずこ)さーん!!』

名前を呼ばれて鈴子は呼ばれた方向を向く。

『あなたは、確か…?』

『私は、島田葵(しまだあおい)だよ!同じクラスなのに忘れちゃったの?』

『ああ…そういえばいたわね』

鈴子は少し思い出すのに手こずったのか、顔を渋らせながら答えた。

『四宮さんひどい!』

葵は顔を膨らませながら言った。

『四宮さんさ、どうしてうちの学校に転校してきたの?四宮さんって、あの中学バレーボール全国大会の優勝チームの選手だよね?うちってバレー部ないよね?』

『…』

鈴子は答えなかった…いや、答えられないのだ。

高校に入ってすぐにバレー部のエースといわれたが、練習試合でスパイクを一本も決められなかった。

その後の鈴子の評価は下がり、バレー部をやめて新しい生活をしようとしたが、他のこともやる気が起きず、そのまま学校をやめてしまった。そして、転校をして今の学校に来たのだ。

もちろん、鈴子はこんなことを言えなかった。

『言えないならいいや。でも、一つお願いがあるの!』

葵は真剣な顔でそう言った。

『なに?』

鈴子はどうせ下らないことだろうと思って適当に答えようとした。

『ビーチボールバレーを私達として!』

葵は真剣なお願いを鈴子にぶつけた

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