第四話 明日へ
「おーい!凛!準備するぞ!」
「わかったー家に入ってきテー!」
僕は、二階の窓から、竜に話をしていた。竜の家と、僕の家は、結構遠いんだけど、
ドラゴンに乗れば、3分ぐらいでつく。
「わかった!」
ガチャ
ドアが開いたのがすぐ確認できた。
「失礼しまーすっ。」
「おはよう。竜。」
「おう。」
僕たちは、二階に上がった。
「もってく物メモしてきたよ!」
「見せて!」
僕は、メモを見た。
もって行くもの
一 地図
二 ペットボトル
三 リュック
四 ナイロン
五 薬
六 ロープとか使えそうなもの!
あきれる。使えそうなものって。
「竜?これだけでいいの?」
「うーん。実はさーかなり考えて、二十個ぐらい出せたんだけど、リュックに入らなかった。」
「へー」
それで、目の下にくまができてたんだ。
ン?ちょっと待てよ?このことって、沙希はしってるの?
僕は、あわてて竜に言った。
「ねぇ、沙希はこのことしってるの?知らなかったらまずいよ?」
「そんなことがあろうかと、ファックスでこのメモを送っといた!」
「おぉー。」
驚くことじゃないけど、竜にしては賢い。僕失礼な事思ったなァ。
僕たちがこの仕事を引き受けたって事は、それだけ失敗している人がいて、
プロのドラゴン使いにだって難しいことじゃないのかなぁって思う。
僕は、だから、その人の分までがんばろう。
って、妄想みたいだけどね。
「じゃあ、明日のあさ、学校集合な。」
「わかった!」
僕たちの初めてのたびが明日、はじめられようとしている。
さてさて、旅に出ますかねぇ。
僕も書くのが楽しみです!
こう見えても、女の子ですよ(笑)
次話も読んでくださいね。