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お題で出たやつ

作者: 漣 涼人

『離れないで、離さないで・合わせたてのひら・ほどけた包帯』です。 http://shindanmaker.com/67048

と、出たので書きました。

 「裏切り者…ねぇ、ねぇ、ねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇっ!!」

黒髪の少女が緑髪の少年に問いただす。場所は学校の美術室。下校時間が過ぎ、自主製作の時間となっているが彼ら以外は帰ってしまったようだ。彼らの近くの机にはラブレターらしき手紙が乗っていた。

「言ったでしょ…話さないでって、他の女と話さないでって!どういうことなのよ…何よ、何なのよ、この手紙は、大事に隠さないでくれる?ばれるんだよ?結局こうなること知ってるくせn…」

パァンと頬を叩かれる音が美術室に響く。叩かれたのは、少女だった。

「お前だって…お前だって男と話してんじゃん。まるで俺だけ悪いみたいに言ってくれてるけど、あれはムカついた。付き合ってるんだから、言うこときけるだろ?」

 少年が壁際まで彼女を問い詰め始めた。彼らは男女交際をしているようだ。

「「でも、結局…」」

息が合う。二人同時に口を開いた

 「「相手が悪いんだ。こっちは話したくないし、関わりたくもない。あいつらが、あいつが…」」

そして口には出さないが同じ考えを持っていた。

((アイツを殺さないと))

先に動いたのは少年の方だった。

 「こんなことしても、らちが明かないよね。ゴメン。でも、これからは気を付けるんだよ」

笑顔で、少女の頭を撫でる。手つきこそは優しいが、その目は完全に冷たかった。まるで、人■しの目のようだった。

「こっちこそ、わ、悪かったと思ってる…でもね」

彼女は置いてあるラブレターを手に取った。

「これは、いらないよね」

そして、可愛らしい封筒の手紙は彼女の手によってビリビリと破かれてゴミとなった。破いている彼女の目付きは彼と同じだった。

 その後、二人は仲睦まじく手を繋ぎながら帰った。

しかし、事件はそのあとに起きたようだった。

 彼らの通う国立○○学園は幼等部から大学まで一貫の学校だった。音楽系のオペラハウスや野外音楽堂、美術系では、堂々とそびえ立つ美術棟や焼き物用のかま。他にも、数々のお店やテーマパークまで揃っていて、まるで一つの都市だった。

そんな場所まで遠い所から来る人に、学生寮がある。中世ヨーロッパの宮殿のようなものから、マンション、はたまた石垣や天守をもつ城まであり、どこか不気味な学校だった。

 貴族である彼らは学生寮も自宅も行き来は自由。おもに自宅で過ごすことが多い彼らにとって学生寮は学校にある別荘同然だった。おんなじ寮にいる二人は、片方の部屋にいることが多い。

 回りの人からは「1年と3年が付き合ってるのはおかしい」と言われたが、愛に年齢など関係ないと、言い張った。

そんな彼は彼女と出会うまで他の女と付き合っていた。しかし、誰も彼の愛情表現が通じない。そんな彼に「恋愛の確認しようか?」と言ってくれたのが今の彼女。二週間だけの契約。自分の愛しかたの確認。だがそれは、彼自身も彼女の恋愛価値観の見直しを手伝う。遊びの一種だった。

 「また、手首切ったの?」

少女が目の前でカッターナイフで利き手とは逆の腕の手首を切って出血している彼に言った。

「うん。そうでもしないと、落ち着かないんだ…」

「相手を痛みつけてしまえばいいのに」

「そういうこと、他で言ったら駄目だぞ?」

「わかってる。さて、包帯巻いてあげるね」

彼女はそそくさと救急箱を取り出して傷の処置を始めた。あまりにもこなれている彼女の手の動きを見るだけで幸せになれる。こんなところ、誰も見ないだろう。自分だけのものだと確信しかない。包帯が巻き終わると彼女は、彼の手の甲にキスをする。まるで姫君に忠誠を誓うように、母親が子供にするおまじないのように。

それが普通だった。しかし、他の人とは違っていた。

「それ《キス》は口同士でしちゃいけないからってお前…」

「knightみたいじゃん。格好いいだろ?僕」

「イケメンだよ」

そう言うと彼女は喜ぶ。知ってる。わかってる。

「手ぇだして。」

彼はそう言って、彼女の手にそっと手をあわせた。 「わかってるよ。オレの可愛いナイトさん」

彼女がしている包帯はほどけて傷が見えている。見ていて痛々しい、先ほど増やしたものだろう。真新しい傷口から出るルビィのような鮮血が彼にとって美しいと思えた。つまり自分の方を優先してくれたようだ。

「包帯巻き直そっか」

彼が直すために手をほどこうとすると、彼女は嫌々と首を振って離さない

「離したくない…離さないで」

「離れないよ包帯を巻き直すだけ。だから、今日は復讐なんてしなくていいよ。今日だけは、この二週間の最後の日ぐらいはオレから離れないでくれ」

彼は彼女を抱き締め耳元で静かに囁いた。彼の純白のYシャツが彼女のブラウスがお互いの血液で紅く染まっていた。

「「本物の恋人に出会えると良いね」」

偽物で本心な恋愛を全て本物に変えてあげたいと二人は静かに頭の中で呟いた。

キャラ名とか欲しいですかね? まあ、文才ないし診断に忠実(ありえなさそう)に書きましたので、キャラ名は無しですが、二次創作とか版権キャラではございません。一応、私のキャラの特長は入れましたので、知りたいならTwitterで。

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