何の心境の変化があってか
翌日。
昨日に比べると、幾分か肌に冷たい風が庭先の木々を揺らしていた。その音に興奮したのか、馬が嘶き、それを御者が宥める。空の馬車は、伯爵と夫人が乗るのを待ちのぞんでいるかのように静けさで包まれている。
伯爵夫妻が帰ると聞いて、侯爵夫妻、義弟夫妻とその娘、アンジェリカが玄関前の広間に、わざわざ見送るために来てくれた。レオルネがいないのは残念だったが、なんとなく予想してはいたのでイリスは落胆を顔に出さなかった。
「二人とも、気をつけて帰ってくださいね」
侯爵が心配そうに外を窺う。今日は昨日に比べて気温が低く、風が冷たい。他領よりも暖かいとはいえここよりも北国寄りのアダーシャンに比べればシェーレンの気候は幾分かかわいらしいものだが、シェーレンでこれだけ冷え込むのならアダーシャンは雪が降っているかもしれないと執事が言っていた。
純粋に心配してくれる侯爵を落ち着かせるように、イリスは柔らかな微笑を返す。
「はい。お二人もお帰りはお気をつけ下さい。……あ、それと、皆さん、お体のほうも十分、用心なさってください。最近、風邪が流行っているそうなので……」
思い出したように付け加えると、イザベラが苦い顔をする。
「それはこっちの台詞だよ、イリス……。働き者なのはいいことだが、また風邪を引かないよう充分、気をつけるように」
恐らく、一年前のことをいっているのだろう。何か言い返そうとするが、言葉が見つからなくて、曖昧に微笑んでごまかす。
次にイザベラは、ウェンデルに目を移す。
「それから、ウェンデル。イリスを使いすぎるなよ。あと、夜更かしは頭痛の元だから絶対にやめろよ。背が伸びないぞ」
「君は私をいくつの子供だと思っているんだね」
伯爵は次の誕生日を迎えれば、二十九歳になる。打ち止めの時期をとうの昔に越している。
最後の少し冗談めいた台詞に、呆れたような口調で返す伯爵。予想通りの反応に、イザベラは微笑んで、「冗談だ」と付け足した。
「気をつけてね。働きすぎで風邪が肺炎にならないか心配だわ」
アレクシアが本当に心配そうな顔をしてイリスの顔を窺う。その細い指がイリスの額に触れ、くすぐったくて思わず吹き出してしまう。
「本当に気をつけてくださいね、義姉上。義姉上は働き者だから……ああ、アンジェ。叔母様にさよならはしなくていいのかい?」
スピネルがたずねると、母親の手を解き、アンジェリカがこっちに歩いてくる。そして、母親の変わりにイリスのドレスを軽く引っ張った。
「叔母様、もうおうちに帰ってしまうの?」
愛らしい桃色の唇が動く。伯爵と同じ色の巻き毛を揺らす姪の顔は悲しそうだ。レオルネのことを思うと、イリスはアンジェリカに随分と懐かれている。別荘滞在中は、暇があればアンジェリカに絵本を読んであげていたので、余計に懐いてしまったのかもしれない。
そういう悲しそうな顔をされると、心臓がギュッと痛む。が、明日から仕事が舞い込むように整えているので、帰らないわけには行かない。
「はい。お邸に帰ります」
屈んで目線を合わせると、アンジェリカはキュッと唇を引き結んだ。
「今度はいつ会えるの……?」
「そうですね……。もう少し、暖かくなってからでしょうか」
確証はないが、とりあえず希望の持てる言い方をしておく。本当は、暖かくなってから会うのは難しいだろう。伯爵の弟君は王城に仕事を持っているので、なかなか王都から離れられないのである。アンジェリカはまだ幼いし、一人でアダーシャンに来させるわけにはいかない。
アンジェリカはまだ小さな手を伸ばす。屈んでいるので、すぐに首に細い腕が回った。子供特有の熱い体温を感じながら甘えるアンジェリカを抱き上げ、黒い頭を撫でてやる。
抱きつくアンジェリカの肩越しに、イリスはふと顔を上げる。そのとき、階段に気配を殺して凭れる子供――レオルネがいることに気付いた。
「レオルネ様」
アンジェリカを床に下ろしながら気付いたように呼びかければ、ビクリと肩を跳ね上げる。そのまま一旦、プイと顔を背けたものの、気になってか階段を駆け下りてきた。そしてそのままの勢いで、イリスのお腹に突進してくる。
(ぐふっ……!)
レオルネの頭が丁度胃の辺りにぶつかって、イリスは淑女らしくない呻き声を出さないよう苦い顔になった。危ない。先程入れたばかりの昼食が危うく出てくるところだ。
それでも、鈍い痛みが治まってくると、つぎはぎゅーと伝わる子供の温度に慰められる。
「本当に帰るのか……?」
レオルネはイリスの腰を抱き締め、腹に頭を埋めたままそろそろと窺うように問うた。
アンジェリカほどではないが高い体温に、「やっぱり子供だなあ」と思いながら、アンジェリカと同じように黄色の頭を撫でてやる。気を悪くされると思ったが、驚くことにレオルネはジッとしていた。
「はい。明日からお仕事があるので、お邸に帰ります」
「……今度はいつ会える?」
「え?」
予想外の質問に、イリスは小首を傾ける。すると、レオルネは腕にこめる力を強めて、イリスの腹にさらに深く顔を埋めてきた。心なしか、金色の髪からのぞく小さな耳は赤くなっていた。
なにを恥ずかしがっているのだろうと疑問に思いながらも、イリスは年上らしく優しく返答する。
「お父君かお母君がご一緒なら、いつでも。好きなときにおいでください」
アンジェリカ同様、レオルネもまだかなり幼いので、一人でアダーシャンに来るのはいくらなんでも無理があるだろうから、〝保護者同伴で〟を付け足しておく。
物分かりのいいレオルネは、すぐに頷く。
「わかった。……イリス。今度はなんの芝居を見に行きたい?」
「レオルネ様とご一緒ならなんでも。また観に行きましょうね」
「うん」
単にいまどんな芝居が流行しているから知らないのでそう答えただけだったのだが、レオルネが嬉しそうなので「なんでもいいや」と思ってしまう。サラサラと手袋越しにもわかる陽だまり色の髪の質感と、じわじわと感じる子供の体温……ああ、このままでずっといたい……。
本来なら、お互いに抱き合う叔母と甥を見て微笑ましい気持ちになるべきところだが、あたりは水を打ったように静まり返っていた。
驚くべきことに、本人たちはそこが別次元だとでもいいたげに、辺りを渦巻く冷たい空気に気付いていない。気難し屋で両親にすら滅多に甘えてこないレオルネが、さらに甘えたようにイリスに頬擦りすると、空気はさらに重く立ち込めていく。
(ウェ、ウェンデルが……)
恐る恐る見上げると、ウェンデルは眼力だけで人を殺せるくらいの光を放っていた。
頼むから離れてくれ――それが、その場にいる全員の総意だった。
漆黒の外套と殺気に近い冷たい空気で身を包んだウェンデルは、物語に出てくる魔王さながら、外套の裾を翻した。
「いつまでグダグダしているつもりだ? 置いていくぞ」
「あ、すみません。……じゃあ、レオルネ様。またお芝居を見に行きましょうね。約束ですよ?」
「うん。またな、イリス」
「はい。――皆様。本当にお世話になりました。また会える機会を楽しみにしております」
最後にそう締めくくって恭しく頭を下げると、イリスは先に出て行ってしまった伯爵を足早に追いかけていった。
***************
「……酷いです。本当に置いていこうとするなんて」
慌てて馬車に乗り込んで途切れ途切れの呼吸を整えると、イリスは早速、恨めしげな声で伯爵を問い詰めた。いますぐ「呪ってやる」とでもいいたげだ。
元より、運動は苦手である。それに加えいまは外出着のドレスで、それにあわせて踵の高い靴を履いているので、踵を折らないようにと気を配って走るのはなかなか骨が折れた。
恨めしげな目で睨むと、ウェンデルはチラリと視線を流した。
「別に本気で置いていこうとしたわけじゃない」
本当にそうだろうか? あのときの伯爵の目は据わっており、冗談を行っているようには思えなかったのだが。
しらばっくれているのが見え見えの伯爵に苦笑いをする。それから、微かに苦笑が残った顔で困ったような表情を作り、昨日からずっと言い続けている言葉を繰り返した。
「怒らないで下さい」
「怒ってなどいない」
「……それは眉間のしわを消してからいうべきでは?」
さっきからシワが浮かびっぱなしの眉間を見つめると、伯爵はさらに間のシワを濃くした。だが、すぐに溜息を吐いて表情を緩めた。まだ完全には消えていないが。
「君は危機感がなさ過ぎる」
「え?」
何の話だと首をかしげるイリスに、「レオルネのことだ」と伯爵はぞんざいに言い放つ。
「あの年の子供なら異性を意識し始める。加えて、レオルネはあの侯爵の息子だ。舐めてかかりすぎにもほどがある」
「あの侯爵って……シャーメイン様ですか?」
呆けたような顔で問い返すイリス。ウェンデルは、自分よりもあっさりと名前呼びされているシャーメインに不愉快な感情が浮かんだ。
「そのシャーメインのことだが、なにか?」
「いえ……あの、閣下。考えすぎだと思いますよ?」
あの見るからに草食系で穏やかなシャーメインになにが出来るというのか。それよりなにより、あの幼い少年になにが出来るというのか。
まだ子供を作る方法も知らない、考えたこともない年齢である。赤子はコウノトリに運ばれてきたと信じきる歳の幼子に、伯爵はなにを心配しているのだろう? 彼の逞しい想像力に、イリスのほうが怖くなってきた。あの年頃なら、異性を意識しすぎて好きな女の子に逢瀬の約束をするくらいが精一杯だろうに。
「そ……」
「必然とはいえ、いまも私と密室に二人きりだ」
言い返そうとすると、それを遮るようにウェンデルが口を挟む。イリスは大人しく口を閉じた。
深緑の目が、馬車内を見回す。伯爵の意向で、車内のカーテンは外が暗くない限り閉めきられていた。
「窓はカーテンで覆われ、外部との接触を絶っている。声を出しても車輪の音で聞こえない。馬車の中だろうが野外だろうが、夫婦の営みが可能であることくらい、知っているだろう?」
「……えっ」
「もっと色っぽい声を出してみたまえ」
見る人を惑わすような魅惑的な笑みを顔に貼り付けた伯爵は、立ち上がると怪しい笑顔でイリスに迫ってきた。
イリスよりも幾分か筋肉質な膝がドレスの上から太腿の間に無理矢理割り込んで、顔を挟むように手をつく。ガタガタ揺れて均衡が取りにくかったが、こうすれば体勢を整えることが出来る上に、相手により迫ることが可能だ。
顎に手をかけ、戯れに小さな耳の穴にフッと息を吹きかけると、細い肩が竦み、同時に石を踏んだのか、ガタンと車体が大きく揺れた。
「やんっ」
二重に驚いたせいで仕方がないとはいえ、必要以上に色っぽく聞こえる声に、体内で心臓音が鳴りはじめる。必然的に顔が赤くなった。自分は一体、なにをしているのだろう。これでは、伯爵の嗜虐心に火をつけるだけではないか。
「……困り、ます」
「何故? 私と君は夫婦だ。営みどころか、口付けくらい日常的にしてしかるべきものだろう。なにが困る」
「その……変な気持ちになる、ので」
「……ほう」
いうかいうまいか迷った末にボソボソと呟くと、伯爵はスッと目を細める。たまに一緒に仕事をする商人が舶来品を見せにきたときと同じ、興味深げな目をしている。どうやら、嗜虐心だけではなく、好奇心にまで火をつけてしまったようだ。
そんな彼にどう応じるか困っていると、細長い指が麦色の髪に絡められる。クルクルと指に巻かれた髪をいじりながら、なにを思ったか耳を掠めるように口付ける。恐らく、本人が意図してしたことではないだろうが、聴覚を司る部位の間近であったため、ちゅ、と粘着質な音を敏感に拾った。
その部分から顔が燃えそうになったのを感じる。仕方ない。生まれてこの方、異性にこんなに接近したのは、せいぜい親類縁者くらいだ。
「んっ……」
「そういう風に反応されると、男は期待する。よく覚えておくことだ」
その言葉を最後に、間近にあった顔が少しはなれる。近いことに変わりはないが、これ以上手出しはしないという意思を持った距離に、イリスはほっとしたのだった。
くすりと美しい笑みを顔に浮べていた伯爵の目の動きが止まる。そして、ここ数日、不機嫌と同じくらいよく浮べる、満足そうな笑みに変わった。
「言いつけをきちんと守っているようだね。ちゃんと覚えているようで感動した」
感動? なんのことだと訝っていると、長い指がイリスの耳元で揺れる光沢のある宝珠をつつく。そこでイリスはようやく、彼の言っていることを理解したのだった。
それから数時間、ほとんど無言のままで時が過ぎた。ガタンと車体が揺れて壁に頭を小突かれ、イリスはハッとなって意識を取り戻す。
しばらく眠っていたようだ。馬車での旅程によくありがちなことである。目をゴシゴシこすると、伯爵も同じだったようで、足と腕を組んだ状態で目を開ける。深い緑の瞳はぼぅっとしていたが、眠りが浅かったためか、そんなに機嫌は悪くなかった。すぐに立ち上がり、脱いだ外套を適当に羽織ると、嫌味の一つも言わずに馬車から出て地に足を下ろす。
「ウェンデル様! お帰りなさいませ」
伯爵が馬車から降りるや否や、ウェンデルに飛びついてきた小柄な影がある。
金髪に整った鼻梁と赤い唇の、可憐という表現が似合いの淑女。伯爵の愛人の一人だった。
妻ではあるが、ほとんどお飾りである上に、このようなことに関して口出しする権限を持たず、かつする気もないイリスは、少し眠そうな顔をごまかすように微笑んで彼女に挨拶する。
「ご無沙汰しております、マリーシュカ様。お変わりなく?」
「……あら、イリス様」
伯爵に向けるものとはうってかわって冷ややかな青い目はイリスをとらえるなり、同じ色の炎のようにメラメラと嫉妬で揺れた。が、彼女と違って言い争う気がまったくないイリスは、ニコリと微笑んだだけだった。
その態度が気に食わなかったのか、素っ気なく目を逸らしてしまった。不機嫌そうだった顔は伯爵を目に入れるなり元の愛らしいものに戻る。そして彼女はイリスに見せ付けるように、伯爵の顔に向けて背伸びをし――その先は恐らく他者が見ていいような場面ではないので、イリスは礼儀正しく目を逸らしてエドウィンに意識を移す。
「ただいま帰りました。お変わりなく?」
「あ、ありません、奥様。お帰りなさいませ」
チラチラとイリスの背後を気にしながらも返事をする初老の執事に、無理があるだろうが「気にしないで」と視線を送る。
「問題がなくてよかった。帰ってきて早々、申し訳ないのですがお夕食の用意は?」
「万事整っております。料理長によると、新鮮な子羊の肉が手に入ったそうなので、今夜の晩餐は期待していてよろしいかと」
「はい。楽しみにしておきますね」
ここで話が一旦、途切れる――となると、気が引けたがイリスは背後を振り返った。
マリーシュカは地にぴったりと足をつけていたが、伯爵の唇に移った口紅の淡い色が、イリスの想像が予想通りだったことを物語っている。
視線がそっちに向いていることに気付いたのか、イリスが伯爵に語りかける前に、可憐な唇が動いた。
「ねえ、ウェンデル様。ずっとお帰りをお待ちしていましたのよ? 少しでも憐れむ心がおありなら、今日はどうか、わたしの部屋へ」
憐れむ心。そんなもの伯爵の心には欠片もないだろうが、彼の目は明らかに揺れた。
恐らく、三日の禁欲期間が効いているのだろう。出立の前日も、その前も娼館や愛人のもとへ通った旨を聞いていないので、通算すると五日間の禁欲となる。ほとんど一週間だ。三日に一度、定期的に性欲を晴らしていた成人男性に、五日の禁欲はさぞや辛かったに違いない。
「わたしに構わず、今日はマリーシュカ様と過ごして差し上げてください。明日の朝、起こしに誰かやりますので。食事もそちらに運ばせますか?」
別荘、そして先程、車内でやけに密着してきたことを思うと少し複雑な気持ちにもなったが、あれは彼の〝気紛れ〟である。イリスが気にしていても仕方がない。
心なしか、躊躇うような視線をイリスに向けてきたが、イリスは微笑みで再度、愛人と夜を過ごすことを進めた。伯爵が躊躇うなんて、珍しいと思ったが、お飾りとはいえ、妻がそばにいてはそんな気にもなるかとイリスは納得した。
結局、愛人の視線に負けたのか、たまりに溜まった人間の三大欲求のうち一つに負けたのかはわからないが、伯爵は溜息を吐いた。それが、答えだった。
「……わかった。寝室に軽食を用意しておけと伝えろ」
「かしこまりました」
微笑んで答えると、伯爵はそれを気にしたように黙ったが、イリスは少し妙に思っただけで気にかけもしなかった。
マリーシュカを連れたウェンデルは、イリスの隣を通り過ぎようとする。堂々と愛人を携えて妻の前を通る伯爵を大人しく見送る姿に、使用人たちは憐れみの視線を投げたが、イリスは気にしていないようだった。
「イリス」
イリスの前を通り過ぎる寸前、一旦、立ち止まって伯爵はイリスを呼ぶ。まだなにか頼むことがあるのかと駆け寄ると、伯爵は少し屈んでイリスの耳に、マリーシュカに聞こえないようそっと囁いた。
「……夜には戻る」
愛人と過ごそうが、娼館にいこうが、どれだけ遅くなろうと伯爵は必ず夫婦の寝室に戻ってきたが、こう直接伝えられたことは無い。
何の心境の変化があってか囁かれた珍しい言葉に、イリスはキョトンとして伯爵と目を合わせた。が、いつもと少し違った意味合いを持つ言葉になんと言い返せばいいかわからず、「はい」といつもどおりの答えしか出てこなかった。
「……はい。かしこまりました」
数拍の沈黙の後、そう答えると、伯爵は次こそ外套を翻し、愛人を伴ってイリスの前を通り過ぎる。その後姿が遠くなるのを見ながら、イリスは伯爵が、〝何故今日に限ってわざわざその言葉を伝えてきたか〟を複雑な気持ちで考えるのだった。
第三章、完結です。
先週はほんとうに申し訳ありませんでしたっ!作者の表記ミスで今回が最終章と誤解なさった方が多かったようで……。
次回、第四章です。新キャラ出します。個人的にすごいお気に入りのキャラです。
詳しくは活動報告にて……お気に入り、評価、本当にありがとうございます!ご期待に沿えるよう、次も頑張ります!!