憎悪
三話目です。
これからも頑張りますので応援よろしくお願いします。
…ってまず応援してくれる人いるのかなぁ。
いえ!応援してる人がいなくとも……やっぱり誰か応援よろしくお願いします。
食事を終えた私達は彼を万歳のポーズにさせ、パジャマを脱がせる。
その腕にはあの女が残した跡がある。
注射痕と腕の傷、沢山のキスマーク。
…ムカつく。
上半身裸になるが、やはり彼は何も感じないので恥ずかしがる様子もない。
やはり、体にも沢山のキスマークがある。
…イラつく。
次にズボンを脱がせる。
パンツを残して、裸の状態。
理性が壊れかけるが我慢をする。
でもやっぱり、キスマークがある。
傷がある。
…最悪。
犯してあげた方がいいだろうか?
私で上乗せしてあげた方がいいのではないか?と沢山の考えが浮かぶ。
しかし、しない。してはいけない。
今、ここで彼を犯したとしたら彼は永遠に治らないと私は思っている。
だから我慢をする。
綺麗な肌の上に制服を着せる。
やっぱり、彼は何を着ても似合うものだ。
この前、私の服を着せてみたら、私以上に似合っていた。
すごく可愛かった。
着替えを終えたら彼を車椅子に乗せて、私も着替える。
彼の前で…。
やはり、着替える自分を彼に見られているのは興奮してしまう。
実際、見えてはいないだろうが。
脳が目に映る全てのものをシャットダウンしているのだ。
失明と同じようなものだ。
実際、彼は全ての感覚を消している。
だから何も認識しない。
できない。
心に付いた傷は全てを失わせた。
これもあの女のせいだ。
できることならこの手で殺したい。
それほど憎んでいる。
あの女がいなければ、彼はいつも通り、私に笑顔を振りまいてくれただろうに…。
いや、守れなかった私のせいでもあるのだ。
仕方ない…。
だが、やはり、あの女は憎い。
感想などお待ちしております。