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第八話 冒険の始めるには金が必要


「ん・・・ふぁ~~~」


カケルは目が覚めると、周りを見渡した。


ここはどうやら公園?のようなところのようだ、

この世界のお金を持っていないカケルは宿屋に泊ることはできずに仕方なくここで夜を明けたようだ。


「首痛った!・・・あ~~イケメン死ねばいい・・・」


首が痛いのをイケメンのせいにするカケル、

・・・ただ単に寝違えただけでは?


「さてと、さっさと行くかな」


カケルはそういうと鞄からこの町の地図を開いた。




カケルには急ぐ理由があった。


それは昨日行った脱走・・・もとい夜逃げがもとである。


カケルがいなくなったことにより城のほうでは少しあわてているだろう・・・多少は


それで彼らがまず行うのは・・・近辺の捜索である。

そこで見つかるのはかなりヤバいことである。まず何されるかわからないし・・・


なので急がなくてはならないが、なにぶん装備や食料がなくてはならない、

それを買うにはお金が必要だがそれすら持っていない。


となるとまずやらなければならないのは金集めである。


そして、効率よく稼げて、なおかつ自分でもできる仕事となると数も限られてくる。

少しくらいヤバくてもそれは目をつぶるとすると・・・









「はい、ギルドに入団したいのですね、少々お待ちを・・・こちらにお名前を記入してください」


そう、ギルドであった。ギルドでは入団することにより依頼を受けることができるようになる。

もちろん依頼成功のあかつきにはお金などが支給される。


「・・・はい、カケル様ですね、ではこちらをおつけください」


そういって受付さんに渡されたのは緑色の指輪であった。

それをカケルは右手の人差指いにつけた。


「その指輪はランクにより色が異なります、ランクは依頼をこなすごとに上がっていきます。

 ランクはEからSまであり、それぞれ緑→青→橙→黄→赤→白という順になっております。」


ランクが上のほうのやつが強いってことか・・・


「あの、さっそくですが簡単にいっぱい稼げる依頼ないですか?腕のほうなら少し自信があります」


「はい、腕に自信があるのならば・・・こちらなんてどうでしょうか、ゴブリン十体討伐、それなりに報酬料は高いです」


ふむ、ゴブリンとは普通の敵だな、俺はてっきりベターなスライムとかそんな奴らが出ると思ったが、


「あ、じゃあそれや・・・」


「あれ、あなたそれやるの?」


後ろから声が聞こえる・・・だが一瞬、殺気を感じてしまい、短剣に手をかけてしまった。


「あなた、それ受けるのって聞いてるのよ?」


・・・気のせいだったのか、殺気のさの字も見当たらなくなっていた。


そこにいたのはいかにも魔術師のような格好をした女性だった。


「・・・ああ、そのつもりだ」


「だったら、私も連れてってくれない?私もそれ受けたんだけどね、

 なにぶん魔法使い一人では分が悪いからね」


戦力が増えるのは申し分はないが・・・なんだろう、この不安な感じは?


「わかった、俺も戦力が増えるのは喜ばしいことだしな」


「じゃあ決まりね、あたしはイシスよ、よろしくね・・・あなたは?」


「カケルだ、よろしく頼む」


ちらっとイシスの指についている指輪の色を見る・・・緑だった。

やはりさっきのは気のせいだったのだろうか?


・・・考えるのめんどくさい、どうでもいいか~







ここは妖精の森、ここには童話などに出てきそうな妖精『ピクシー』が普通にいる森である。


この妖精は人間たちとは友好的で危害は加えない、


だが、妖精の中にもゴブリンというものがおり、ゴブリンは人間を敵視しているらしい。





で、今回俺たちは二人分だから二十体倒さなければならない。


だが、ゴブリン達は集団行動するらしいので会えばすぐにでも依頼終了・・・とイシスは言っていた。




・・・ああ、いたねゴブリン、ああいますねゴブリン・・・でもこの状況を理解できないのですが?



カケル達の目の前には・・・ゴブリンが数えきれないほどいて、しかも、巨大なゴブリンまでいた。



「なに、このでっかいの・・・」


「ああ、そいつはキングゴブリンっていって、Bランクくらいの実力ないと倒せないわよ?」


その、王様なゴブリンが今俺たちの目の前にいるのですが・・・




「俺にどうしろとーーー!!!」



カケルの悲痛な叫びは森にこだまして消えた・・・








                              




ゴブリン・・・それは妖精の部類に入る種族である。大きさは人の約半分の大きさで知能はあまりないが、武器や集団での奇襲をすることを考えると幾分かは知能があることが分かる。

基本的に木の実などを食べて生活しているが、人間も食べることがあるため被害が絶えない。

魔物の中で最弱に部類するが、ゴブリンにも種類がおり、ゴブリン達を仕切るキングゴブリンはBランクの実力がないと倒すことはできないくらい強いので注意が必要である。

ピクシーは人間と同じで種族で呼ばれるが、ゴブリン達は魔物に分類されている。



最新が遅れてすみませんでした。

実はこれ三回目の投稿です。一、二回目の投稿は・・・失敗してすべて消し炭に・・・OTL


次回、イシスと共闘、イシスの実力はいかに!?そしてカケルの武器の力とは!!?

それでは、またね~~

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