第二話 異世界・・・?こいつはどんだけ俺を巻き込めば・・・
俺は今、不思議な空間に浮かんでいる、
色がぐちゃぐちゃに混ざり合い、いきなり暗くなったと思うと目がチカチカする位の光になったり、
とにかく、シッチャカメッチャカな空間に俺はいた。
だが、そんな場所から一筋の光が・・・
そして・・・地面が見えた
「ぬわぁ!!」
「よっと・・・」
俺はバランスを崩して転び、マコトはきれいに着地する・・・運動神経の違いが見えるね・・・うん、
まあ、そんなことは今はいい、まずはこの状況の・・・
「ようこそいらっしゃいました勇者様!!」
・・・整理しなければ、この先やっていけそうにないな・・・
はい!まず一つに、目の前に白い服・・・シスター?っぽいのがいる、
みた感じこいつが俺たちを呼んだのかな~~?
次に二つ目、この部屋の周りには中世ヨーロッパ風の鎧を着た兵士がいる
まあ、兵士さんかな・・・?てかなんで兵士がいるんだ?
次に三つ目、この部屋は見た感じ、儀式場・・・だな、そんな感じがする部屋である、
ついでに、俺たちの足元にはあの忌まわしき魔法陣がある、光ってはないが
結論!俺たちは何らかの儀式により、周りの兵士が見守る中このシスターさんが俺たち(主にマコト)を何らかの理由で召還した・・・
とはいえ、これは俺の中での解釈であり、これが答えであることは・・・
「あなたをここに呼んだのはほかでもありません・・・この世界を・・・救ってくれませんか?」
・・・いやな予想って結構当たるんだよね~~・・・畜生!!
そう思いながら俺は体勢を立て直そうとすると・・・
「・・・あれ?私は一人しか呼んでないのですが?」
あ~~~、ハイハイそりゃそうそうだ、俺というイレギュラーがいるのは不自然だよね~~
ああ、世界には絶望するな・・・
「へ?ここはいったい・・・カケル!ここどこだ!!」
「だーー!!うっさいバカ!今俺はこの場の打開策を・・・」
ピーン!カケルはこの場の打開策を生み出すことに成功した!
「これはこれは巫女様!お初にお目にかかります、私はカケルというものです、そして隣におりますは 頭脳明細、運動能力抜群、姿かたちも最高であるマコトというものであります!
実際に巫女様が呼んだのはこのマコトでありますが、私も人の子である前にマコトの親友でありまして急に消えてしまった親友を追ってきてしまったしまつです、真に申し訳ありません!!
つきましては、『勇者』マコトこそが巫女様が呼んだのであり、私はまったくもっての部外者であります。なので、できれば元の世界に戻してくだされば幸いです。」
フ、、フハハハハ!!言ってやったぜ!!これだけいえば十分だろう!!
ん?どうしたマコト!?そんなぽかんとした顔は!!?意見面が台無しだぜ!?バ~~~カ!!
「な、なるほど、そういうわけでしたか、でも、すみません!私は召還ができるだけで元の世界に戻すことはできません、それに、この世界にそんなことができる人は今のところいません。」
・・・世の中って残酷だね・・・
ま、まあ、あれだけ言ったことだしは俺は何もしなくても大丈夫!!・・・なはず!!
「・・・カ~ケ~~ル~~!!」
「ん?なんですか?『勇者』マコト?」
俺は皮肉めいてこれを言ったことは裏目に出てしまった、
「分けわからんこと言ってんじゃねーー!!」
「うぎゃ~~~~!!ギブ!ギブ!!ギ・・・」
マコトは絞め技を繰り出した!カケルは気絶してしまった・・・
「ふう!すっきりした・・・てかなんなんだよこの世界!」
「マコトさまとカケル・・・様にはちゃんと説明しないといけませんね・・・うっ!」
そういって倒れそうになる白い服を着た女のひと、危ない!!
ガシッ!!
「大丈夫ですか!!?」
ボンッ!!
「へっ!?ひゃい!たいひょうひてす!!」
どうやらろれつも回らないらしい、ほんとに大丈夫かな?
顔も赤いし・・・風邪でも引かなきゃいいけど、
「・・・ハッ!このおふた方をいったんお部屋に連れて行ってください、
状況の整理も必要でしょうし・・・」
そういって俺の手から離れた女の人はきびきびと兵士?たちに命令を出して、
俺たち(カケルは担がれていたが)はこの不思議な部屋を後にした・・・
こうして、俺たちの運命の歯車が・・・動き始めた・・・
というか、巫女さん・・・一瞬俺に『様』つけるの忘れていたでしょ!!
どんだけマコトにブロークンハート(意味不)されてんだよ!!
・・・と俺は気絶しかけの精神の中でそんな事を思っていた、
投稿が遅れた理由は肺炎かかってました(笑
今度からは週一には書けるように心がけます。