第十四話 始まってしまった大会!もう後には戻れない! 一章
時刻は夜、場所は宿での話・・・
「初めまして、私はマーゼル・ソル・マナというものです、今回はともに全力で戦いましょう!!」
「ああ、俺の名前はカ・・・」
「うるわしのレディ・・・お名前は?」
・・・盛大に無視されたな・・・俺
「フフ・・・イシスよ、よろしくね、マナさん」
「『さん』なんてなど要りません、あなたの愛がほ・・・『ウィンド・ブラスト』・・・ぐはぁ!」
マナはイシスの魔法で吹き飛んで、壁に打ち付けられた。
「・・・はぁ、俺もう寝るわ・・・」
カケルはこの光景を見ても何とも思わず、そのままベットに入り寝てしまった。
「というわけで、大会ね!」
「・・・展開速くないか?」
「気にしな~~い♪」
「絶世の美女はどこだーーー!!?運命の姫様はいずこにーーーー!!?」
カケル達は今その大会が行われる闘技場の前に来ていた。
勇者が出るということあって凄いにぎわいのようだ。
「そういや、この大会のルール聞いてないいんだが?」
「だって言ってないんもん」
いや、さっさと教えてもらいたかったんだが・・・
「まあ、私たちが出るのは三人一組の奴なのは知ってるでしょ?
その三人の力を合わせて優勝を目指しましょ~~~、という子供でも考えられる普通のルールよ、
トーナメント制で戦いについては相手が気絶か降参すれば勝ちよ、といっても三人ともその状態にしなきゃだめだけどね♥」
「・・・そんなものに俺は出なければいけないのかよ・・・」
『フフフ・・・主・・・いっぱい・・・い~~~ぱい遊べるねぇ~~~♪』
アリスマジ怖いわ!!こちとら死闘しなきゃいけないんだぞ!!
「・・・優勝すれば私は民たちの賞賛が・・・フフ・・・女性からもこれで・・・」
拝啓、お父様お母様、元気にお過ごしょうかか?
僕はたった今から・・・死ぬかもしれません(精神的な意味で
カケルは大きなため息をした後、一行は闘技場の中に入って行った・・・
【レディ~~~ス・ア~~~ンド・ジェントルマ~~~ン!!!これよりこの武術大会を~~~始めたいと思いま~~~~す!!!!!!!!】
ワァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!
観客たちは大会が始まったことに対して大きな歓声と拍手をささげた・・・
ここから俺らの戦いが始まったんだーー(遠い目
その後、勇者の講演会が始まった、ああ、ウザイウザイ
要約してまとめると『優勝目指して共に頑張ろう!!』である。
・・・優勝できるやつらなんて限られてんのにな、大概は強者しかなれないんだよそんなもん、
そう、所詮はそうである、強者が勝ち、弱者が負ける・・・それが『常識であり普通』だ。
それをくつがえそうなんて弱者はいやしない、理由は負けるのを知っているからだ
いったい誰が負けるのを知って戦うのか?いったい誰が『そんなこと』のために必死になるのだろう?
地位が欲しいから、それとも名声か、はたまた金か・・・生きるためか・・・
『そんなもの』のために人は頑張っている、それが『常識であり普通』となっている。
弱者は弱者だ、努力をしても強者なんかになれるはずがない、挫折していき弱者として生きていく。
強者は強者だ、努力をすれば強者になれる、さらに強い強者になっていき、さらに向上しようとする。
弱者から強者になれるやつなんてほんの一握りである。
強者から弱者になる奴なんてそれこそ一握りである。
でも俺は努力して勉強もしたし、運動もしたし、友人をたくさん作ろうと思っていた・・・でも、
結局は強者にかなうことなんてない、でも、不思議と恨んだりすることができない自分が・・・ほんとに憎かった・・・
『・・・素晴らしいですわ主・・・私はそんな主を応援していきたいです・・・弱者である主のために・・・』
「・・ル・・カ・・・ケル・・・・・・・カケルちゃ~~~ん!!!!!!!!!」
「~~~!!!!!うるさいわ!!」
「だってカケちゃん反応しないんだも~~ん♪」
耳元で叫んだイシスは凄くうれしそうな表情で言った。
「なんでうれしそうなんだよ!!それとカケちゃん言うな!!!」
「や~~だよ~~~~~ん!!!」
イシスはまたも嬉しそうに言いながら言った。
マナとは言うと・・・
「・・・エルフの女性確認!!これより突撃を・・・」
「突撃すんなぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
「・・・計画は順調か?」
「はいはい・・・それはもう怖いくらい順調に・・・」
「我は失敗がきらいだ・・・必ず成功させろ・・・」
「・・・それにしても手が早いですねぇ・・・『魔王』様・・・」
遅れてすみませんでしたぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!
大会が・・・いい成績見たくて・・・県大会がぁぁぁぁぁ!!!!!!!!
来週はそのリハーサルがぁぁぁぁ!!!!!!!再来週は本番がぁぁぁぁ!!!!
・・・コホン、ともかく遅れてしまい申し訳ありませんでした。
上に書いたとおり、県大会が近くなっており、かなり忙しいです、はい
でも、一生懸命頑張る所存なので、こんな駄文ですが待って下さると幸いです。
今回は久しぶりに描いたので感覚が鈍ってるかも・・・アドバイスください!!後、感想くれたら嬉しいな…
ちょっとずうずうしいかもしれませんが、出来れば感想が欲しいです・・・
それでは・・・まったね~~~