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バカと言う名の危険人 プロファイル4 ー女同士だからいいのよ!ー

今回は女性が女性へセクハラをするってお話。


主人公は今までもよく登場してくれている『ユカリ』よ!

ユカリはA社の契約社員で、半年前に中途採用で入社したの。


そして、ユカリの半年後に入社してきたのが『アリス』よ。

アリスはドイツ人とのクオーターで、ユカリよりも10歳以上若くて、背もすっと高くて、体もキュって締まってて、外国の珍しいお菓子を食べていると思えば日本の駄菓子を食べていることもあり、高飛車で嫉妬深いユカリとは正反対のタイプだったの。


そんなアリスをいつもチラチラ見ていて、気にしてますってオーラを醸し出している男がいたの。

その男は『シゲル』って言うんだけど、明らかにアリスに片思いしているよなっていうのが感じ取られていたわ。


入社わずか半年でお局様のような貫録を放っているユカリはこの2人が気になって仕方がなかった。

だから、2人が仕事のことで立ち話をしているときに、ユカリは巨大な体でアスリの背中を『ドン』と押したの。

ただ押すだけじゃなく『押し出した』と言う方が正解かもしれない。

アリスはびっくりして前のめりになったけど、シゲルが何とか受け止めてケガはなかったわ。

シゲルは恋する女の子の肌の感触がとても柔らかかったとちょっとの間だけ手を眺めていたの。


ユカリはシゲルが手を気にしているのを見て、試しにアリスの腕を触ってみたの。

そうしたら、しっとりとしたスベスベのお肌でまるでマシュマロみたいだったんだって。


それ以来、ユカリはアリスが触るなと怒っているのに、スベスベなのっと猫でも触るかのようにベタベタとボンレスハムのような手でアリスを触り続けたの。

アリスから注意をされても「女同士なんだから問題ないわよ!」って言い放って全く聞き入れなかったの。

会社も会社で、女同士だから問題ないって言うだけで取り合わずが続いたわ。

だからアリスは労働局へ相談をして、労働局から勧告を入れてもらいやっと『女同士でもセクハラは成り立つ』ってことを分からせることができたの。


それにしても、『女同士だから大丈夫』って何言っているのかしら!




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