君が異ない世界

神様は世界を創造してくれて、神様は僕(源野未琴)や僕の大切な彼女(木乃美花)を含めた沢山の生命を誕生させてくれて、神様は時を操って僕と彼女を巡り合わせてくれた。

ーー神様は優しい人だ。そう思い過ごしていたが最近変な夢を見る。夢の内容は神様が僕の大切な彼女を逝なくなるようにして僕がそれに怒って神様に喧嘩を売る夢だ。


ーー変な夢だ、そう思っていたが、その夢が現実になってしまい、彼女の誕生日に僕の目の前で、彼女は逝なくなってしまった。

ーーそう、神様は決して優しくはなかった。
絶望にうちひしがれていた僕だったが、その時僕のスマホから着信音が鳴った。
とりあえず電話に出てみたら、電話の相手は彼女の誕生日にぶつかった黒いフードの女の子だった。
彼女は僕の状況を全部知っているかのようにこう問いかけてきた。

「彼女を取り戻したいですか？なら神を倒さないと行けません、どうしますか？」


答えは決まっている。

「神を倒す」そういって電話を切り、彼女に会いに向かった。

ーー待っててくれ、「君が逝ない世界を君が異る世界に変えてやる」