判決の結果 異世界行きになりました!
2秒で読み終わる内容です。
つまり、内容がないようだ。
この男は、この男は本当にダメな男だ! とみんなは言う。それは世の中ではやってはいけないことつまり犯罪をしたわけだ。こいつは電車の中で異性の服を触ったが
「ただ、触れただけだ! 満員電車だったから仕方がない」
と言い訳を言っている。そんないいわけないだろうというわけだ……
「で……でも、触れた時おしりが柔らかいと感じた。」
完全にアウト。スリーアウトだ。
「盗撮はしていない。」
誰も盗撮のことを言ってはいないのだ。その触れただけではなく、がっちりと触っていないと多分感じないだろう?硬さなんて……
そして裁判所へ…… 裁判といっても簡易裁判所だから、一応控訴できるが、変態野郎を味方する者はいないため控訴をしてもしなくても状況が変わらない。ならばここで決着を付けようということになる。
「主文 被告人を異世界行きとする!!」
こんな判決は初めてだ。と多くの人が言うだろう。でも……世界的には死刑はよくないと言う風潮があったからなんかその気でサイバンチョーは異世界行き――死刑と似たものだ。この世界には二度と戻ることはできないだろうし。戻って来てもなんか「俺……魔法使えちゃうんだなぁ~。見てみたいだろ?」とか中二病より中二病ぽいことをしてしまうかもしれない。高校生ならまだ……まだ許せる。30手前のおっさんがそんなことを言ったときには、空から雪が降ってくるぐらいの驚きだろう。
「異世界というのはどーういうことやねん。そんなこと聞いたことあらへんわ」
「これは……今……私の独断と偏見で施行した。でも、私はサイバンチョーなんだから。犯罪者は黙っとれこの変態野郎」
「口がわりぃな。クソサイバンチョーが!!! もっと考えてしてしゃべれへんやろうか?」
「無理です。それでは魔法陣でも出してさっさと飛んでもらいましょう」
「は?なんやそれ?漫画みたいな展開やん」
「そうですよ。でも、ここは現実。漫画じゃあないのです――それでは行ってもらいましょう!!」
すると主人公が立っている真下になんか見られない文字とグルグルとしたサークルが描かれている。その光は二拍子が経たないうちに消えた。主人公も消えた。サイバンチョーも消えた???
ここで、読者には申し訳ないが、サイバンチョーは異世界人だった。
さようなら。ありがとう!