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1.アルナの中にある、夢。

あとがきに新作情報。

リンクから飛べます!


あと、低気圧嫌い(´;ω;`)









 アルナには、よく見る夢があった。

 それは本当に、もう二度と叶わないと思われる夢物語。



「いくぞ、エリオ!」

「あぁ、こい! アルナ!」



 その夢の中で、アルナはエリオと親友同士だった。

 互いの剣の実力を認めて、それぞれの道を歩みながらも共に立つ。騎士団では重要な役割を与えられ、クレオという少年を迎えるための場所を作るのだ。


 それがアルナの描いた夢だった。


 もしもあの時、リーディン家が取り潰しになっていなかったら。

 もしも、共にクレオを支える柱となれたら。



 そんなもしもが、今でも彼の中にはあった。



 夢の中で彼らは互いの剣をぶつけ合う。

 そして、淡いそれはあっという間に醒めていくのだった。







「あぁ、ここは……?」



 アルナが目を覚ますと、そこにあったのは見慣れない天井。

 おそらくは宿の一室だろうということは、分かった。それと同時に、自分があの敗北のあとに気を失ったということも。

 少年は身を起こして、痛みに眉をしかめる。



「くっそ、馬鹿みてぇに痛いな」



 そして悪態をついた。

 だが次に浮かんだのは、まさかの笑み。

 口角を軽く上げて、少年は夢に出てきた彼女の名を口にした。





「本当に、腕を上げたよな。エリオ……」――と。




 


新作は下記のリンクから!

https://ncode.syosetu.com/n3513gj/


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