表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
万年2位だからと勘当された少年、無自覚に無双する【WEB版】  作者: あざね
第17章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

84/211

4.エリオの心、絶望。

17章はここで終わり。

あとがきに、新作情報あります。







「エリオさま、私のことを捨てたんですか……?」

「え、セナ。それって、いったい……」




 エリオの前には、一人の獣人の少女が立ち尽くしていた。

 手には、かんざし。それに視線を落とし、どこか寂しそうに口にするセナはうつむいたまま。エリオはそんな彼女を見て、慌てて駆け寄った。

 そして細く小さな肩を掴み、相手に合わせて腰を落とす。


 すると気づくのだ。



「あ……っ」



 セナという少女が、おびただしい血の涙を流していたことに。



「エリオさまが、私を殺したんです。エリオさまにとって、私は使い勝手の良い駒にしか過ぎなかった。だから、思い出も手放せる……」

「ち、違う! そんなはずは――」

「それじゃあ、どうして?」

「――え?」



 少女の言葉に、エリオはハッとする。

 そして己の服の細部にまで手を回して、思い出を探った。


 しかし――。



「失くした。そうですよね……?」



 なかった。

 肌身離さず持っていたはずの、思い出が。



「エリオさま? ――それじゃ、もう私はさよならです」

「セナ……!?」



 その瞬間だった。

 セナの姿が、変化する。

 思わず彼女に手を伸ばしたエリオの手には――。



「あ――!」




 カタナ、と呼ばれる刃物。

 伸ばした手に握られた得物は、セナを深々と……。









「セナっ……!?」



 そこで、目が覚めた。

 エリオは慌てて、かんざしを探す。しかし――。



「ご、めん。ごめん、セナぁ……!」



 ない、ないのだ。

 何よりも大切にしてきた思い出が。

 薄暗い部屋の片隅で、エリオは力なくすすり泣いた。




 絶望の中。

 エリオの心は確実に、壊れていった。



 


新作を書きました。

下記のリンクから飛べますので、応援よろしくお願いいたします。

<(_ _)>


面白かった

続きが気になる

更新がんばれ!


もしそう思っていただけましたらブックマーク、下記のフォームより評価など。

創作の励みとなります。


新作ともども、応援よろしくお願いします!

<(_ _)>

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ