表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
万年2位だからと勘当された少年、無自覚に無双する【WEB版】  作者: あざね
第16章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

76/211

1.アルナの記憶。






「親父! それはどういうことだよ!!」

「何度も言わせるな、アルナ。お前に負けたことで、リーディン家は取り潰しになるのだ。これは国王陛下が定めたことであり――」

「バカ野郎!? だから、どうしてそれを先に言わなかった!!」


 アルナは父に詰め寄った。

 それもそのはず。自身の決闘の結果、リーディン家が没落するなど――当時のアルナは知らなかったのだから。彼はただ純粋に、剣士の誇りをかけた戦いと聞かされていた。

 そのはず、だったのに。


 すべてが終わってから、真実を聞かされた。

 憤慨して然るべき状況だった。



「それじゃあ、アイツはどうなるんだよ……!」

「アイツ? 誰のこと――」

「惚けるんじゃねぇ!! エリオ・リーディンのことだよ!!」



 ただそれ以上に、アルナには腹立たしいことがある。

 エリオのことだった。彼は先の決闘で、彼女の剣技に感服した。

 自分とは違い、基本に忠実――それ故に穴はあったが、それを除けば自分と並び立つ初めての相手。アルナはあの少女が好敵手になると、そう思っていた。


 だが、それはもう――。


「もう遅い。リーディンの奴らは、すでに王都を去った」

「…………っ!?」


 ――叶わない。

 もう、何もかもが手遅れだった。

 小さな少年だったアルナには、何もできない。



「いいな。此度のことは忘れろ。それがお前のためであり――」



 彼の父は、どこか無感情な声で告げる。



「我ら、クレファス家のためでもある」――と。







「あぁ、畜生……」


 アルナは、医務室で手当てを受けながら眠っていた。

 致命傷にこそならなかったが、少年騎士はらしくない深手を負ったのだ。しかし彼は悪態をつきながら、その身を起こす。

 周囲の者を下げさせ、窓際に立つ。


 そして、こう呟いた。



「クレファス家の責任は、俺が取る」




 静まり返った一室に響く声。

 アルナの瞳には、たしかな決意が宿っていた。



 


https://ncode.syosetu.com/n6462gb/


ざまぁの反動で、甘々が書きたくなりました。


下記のリンクより飛べます。


面白かった

続きが気になる

更新がんばれ!


もしそう思っていただけましたらブックマーク、下記のフォームより評価など。

創作の励みとなります。


新作ともども、応援よろしくお願いいたします!

<(_ _)>

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ