9.初撃必殺。
あとがきより、新作へ飛べます。
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「――リリアナ!」
「分かっています! キーンさん、エスカリーテ!!」
「はい!」
ボクの爆裂魔法で目くらましをした直後、こちらは全員がリリアナのもとへ。
キーンは魔法陣を最大展開し、エスカリーテは周囲の魔力を集める。ボクは幼馴染みが最大出力で放つ魔法、それを制御するための補助に回った。これでリリアナは憂いなく、過去最大出力で魔法による一撃を放つことができる。
さすがのドルニクも、これを喰らえばただでは済まないはず。
「準備はできました!」
「それじゃあ、次は全員で魔力の補強だ! 行くよ!!」
ボクの合図でキーンとエスカリーテは、彼女に自身の魔力を送り込む。
それにより、リリアナは常軌を逸した一撃を生み出すのだ。
そして――。
「いまだ、撃って!!」
「はああああああああああああああああああああああああああああ!!」
リリアナが叫び、彼女の手から強力な魔力弾が放たれる。
これはもう特定の魔法ではなく、ただ相手を破壊することに特化した攻撃だった。いわばデイモンの放つ【ショット】のようなものだが、威力は桁違い。
喰らわば間違いなく四肢も胴体も、そのすべてが欠片も残らない。
少なくとも、人間なら。
「ああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
限界を超えた魔力行使に、王女は悲鳴に近い声を上げた。
だが、止まらない。
彼女はその渾身の一撃を放ち切った。そして、
「はぁ、はぁ……っ!!」
出し切ったリリアナは、その場に倒れ込む。
ボクはその身体を支えて、前を見た。
すると、そこには――。
「やった……!」
――上半身の消し飛んだドルニク。
彼は小刻みに痙攣しながら、力なく膝をついていた。
決死の一撃は、間違いなく届いたのだ。そう思って安堵した。
『やるじゃあ、ねェか……!?』
「……!?」
その瞬間だった。
ボクたちの目の前で、信じられないことが起きたのは。
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