表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
万年2位だからと勘当された少年、無自覚に無双する【WEB版】  作者: あざね
第34章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

199/211

1.離れていても。

更新頻度、どうにかならん?(自問自答

あとがきから新作へ。






 エルフの森は、王都から遠く離れた場所にある。

 近隣に町や村らしいものもなく、彼らはとにかく人間との隔離を求めて生きてきた。その中でもキーンのように、人間と共に生きるためにその集落を抜け出すものもいる。

 しかし、彼のような生き方を選ぶのは少数派だといって間違いないだろう。


 そうでなければ、古代エルフ文字がわざわざ研究分野になることもない。

 エルフたちは秘薬以外にも、彼ら独自の学問や文化、そして研究における成果を上げているのだった。そんな結果が、父さんの身を襲った病を取り除けばいいのだけど……。



「クレオさん、ちょっと待ってください」

「ん、どうしたの。キーン?」



 エルフの森も目前となった頃、キーンがどこか迷ったようにそう声をかけてきた。

 訊き返すと、しかし青年は困ったように苦笑してしまう。



「あ、いえ……なんでも、ないです」

「……もしかして、前に話してくれたこと?」

「あー……」



 それに対して、ボクなりに理由を考えてみる。

 すると、それはどうやら正解だったらしく――。



「……自分は元々、故郷に戻るつもりはなくて。村のみんなとも、ほとんど喧嘩別れ同然で飛び出してきたんです。だから、どんな顔をして行けばいいのか」

「なるほど、ね」



 つまり先日のボクと同じ心境、ということか。

 キーンは戻るつもりのなかった場所へ、足を踏み入れるのを悩んでいた。だったら、こちらからかけてあげられる言葉は、一つしかない。



「どんなに離れていても、心は意外に離れないものだと思うよ」

「クレオさん……?」



 ボクも父と言葉を交わして、確証こそないがそう思った。

 父は父なりに自分を想ってくれていたのだ、と。

 だから――。



「キーンも、きっと――」

「この、バカキーンがああああああああああああああああああああああああ!!」

「――え?」



 〆の言葉を口にしようとした。

 その時だった。



「ア、アリア……!? どうしてここ――げふぁ!?」




 一人の少女が全速力で駆けてきて、キーンの顔面をぶん殴ったのは……。




 


https://ncode.syosetu.com/n4993ke/

下記リンクから!!



面白かった

続きが気になる

更新がんばれ!




もしそう思っていただけましたらブックマーク、下記のフォームより評価など。

創作の励みとなります!


応援よろしくお願いします!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ