8.生死を賭けた実食。
短くてごめんね。
あとがきの新作ハイファンタジーもよろしくね。
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「さぁ、クレオ! できましたわ!!」
「丹精込めて作りましたので、味わってくださいね」
「………………」
――果たして、ボクの目の前には二人の料理が並ぶ。
しかし彼女たちのそれは、本当に料理と呼んで相違ないものなのだろうか。不安になったボクは、震える声を絞り出して訊ねた。
「ちなみに、これって何なのかな……?」
「なに、というのは?」
「カレーに決まっているでしょう」
「…………」
そして、絶望する。
何故ならば、まずマリンの用意したそれは謎のゼリー状になっていたから。対してリリアナの作ったものは、液状ですらない。完全に炭化してしまっている。固形物だった。
百歩譲って、味が問題なければとも思う。
それでもこれらは、食べるまでもなく劇薬だと判断できた。
「えっと、それじゃあ……」
しかし、二人の期待の眼差しが辛い。
アクア先輩が語ったように、愛情自体はしっかりこもっているのだ。ただ、それだからこそ余計に辛いのだった。二人の想いを無碍にしたくないという気持ちと、死にたくないという気持ちが相反して存在している。
だけど、こうなったら――。
「一か八か、食べるしか……!」
そう思って、まずはマリンの作ったゲル状の何かを口に運んだ。
すると――。
「ぐはっ……!!」
「ク、クレオオオオオオオオオオオオオオオオ!?」
ボクの意識は、一瞬で闇の中に落ちたのだった……。
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