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万年2位だからと勘当された少年、無自覚に無双する【WEB版】  作者: あざね
第33章

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1.旅の再開と、ダンの言葉。

ようやっと新章。

あとがきから、新作へ跳べるようにしました。

そちらも応援よろしくです!









「キーン、どうしたの? そんな難しい顔して」

「い、いえ! ……少しばかり、眠れなくて」

「そうなの? だったら、今日は少し移動のペースを落とそうか」

「いえいえ! そんなお気遣いは必要ないですよ!?」




 ボクが声をかけると、キーンはどこか挙動不審な態度を取った。

 なんだろう。視線が分かりやすく泳いでいるけど、何かあったのだろうか。

 だけど、いつまでも立ち止まっているわけにはいかない。ボクたちは急いで、エルフの森まで行かなければならないのだ。

 そうでなければ、父の病を治すことはできない。



「それじゃ、そろそろ行こうか!」



 そう考えて、ボクは決意を新たにみんなに宣言した。

 彼らは返事こそしないが、力強く頷く。





 こうして、ボクたちの旅は改めて始まりを迎えたのだった。



 





「無茶です! ファーシード公爵!」

「ええい、これが落ち着いていられるか!」



 ――一方その頃。

 王都ガリアの公爵邸では、ダンが従者たちに制止されていた。

 何故なら彼が、病み上がりであるにもかかわらず、今からクレオを追いかけると言い出したからだ。そのような馬鹿げた行動は、許されるはずがない。

 その場にいる者たちはみな、一様に口を揃えて彼を宥めていた。



「何があったのです!?」

「公爵、いったい何を……!?」



 そんな彼のもとに現れたのは、病状を確認しにきたマキとマリン。

 彼女たちは息も絶え絶えに声を荒らげるダンの姿に、驚いて目を丸くした。そんなクレオの友人たちの姿を認めた公爵は、ほんの少しだけ息を整えてこう口にする。



「このままでは、クレオが危険だ……!」

「え……?」

「どういう、ことですの?」




 そして、困惑する二人にこう続けるのだった。





「確証はない。だが――」





 唇を噛み、歯がゆい思いを隠そうともせずに。





「今回の旅はすべて、魔族に仕組まれた罠だ……!」――と。



 


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新作です。まさかのミステリーです。頑張ります。

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