8.魔族という生命に宿る『呪い』
ただいま……(´;ω;`)!!
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――生命には、予め定められた『根源』というものがある。
例えば『希望』という根源を持って生まれれば、その者の生涯は夢に溢れたものになるだろう。俗にいう神によって授けられるそれらは、言い換えれば祝福であるようにも思われた。
しかし、いつからか根源は歪み始める。
その象徴的な存在が、魔族と呼ばれる者たちだった。
彼らと人間の差異といえば、強大な魔力を持つか否か、であろう。しかしそれは、あくまで表面的な結果に過ぎない。彼らが歪み、他者に対して攻撃的になる理由は他にあった。
「それが、もしかして『根源』……?」
「あぁ、そうだ。神はいつからか、選定を始めた」
「……選定?」
エスカリーテの中に在る魔族の言葉に、キーンは首を傾げる。
人間や魔族には『根源』というものがある、という理屈は理解できた。しかしながら、それと神が始めたという選定に、何の関係があるのだろうか。
そんな疑問に、魔族の少女は静かに答え始めた。
「神は自身の都合のみを考え、本来的に祝福とされていた根源の中に呪いとしか思えないものを混在させ始めた。とりわけ自身に反目するような精神を持つ者には『破滅』や『自滅』のように、どう足掻いても幸福とは程遠い根源を植え付けるのだ」
「そんな……!?」
「もっとも、お前たち人間側の者たちには理解できないだろうな。私でさえこれは、遥か古来より語られるだけの眉唾な話に過ぎない」
「………………」
エスカリーテの中にいる魔族は、拳を握り締めて続ける。
「それでも、私には分かる。感覚的に『どうしようもない負』が、己の中にあるという事実を。目を背けようとも、必ず正面に立つようなそれが……!」
唇を噛み、血を垂らす姿は真に迫っていた。
このような表情を演技で、思い付きでできるはずがない。だからキーンは、彼女の語る内容が真実に近いものであるというのを把握した。理解には至らないが、まずは状況を整理するところから始めようと決めたのだ。
だからエルフの青年は、しばし考えてこう訊ねる。
「なるほど、キミの存在については分かった。……だけど仮に、それらが真実だとした場合だ。いったい神はどうして、そんなことを?」
「……私にも、分からない。ただ、昔からずっと聞かされてきたことがある」
「それって、どういう……?」
キーンが続けて問うと、魔族は一度息をついてから口にした。
「すべての原因は、人魔大戦にある……」――と。
それは、あまりに壮大な物語。
数千年に渡る、人間と魔族による悲しい戦いの歴史だった。
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