表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
万年2位だからと勘当された少年、無自覚に無双する【WEB版】  作者: あざね
第30章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

167/211

5.山賊のアジトにて。

更新遅くなってすみません!

書籍二巻発売中!


あとがきからは、新作に飛べます!!








 山賊のアジトでは、二人の男が相対していた。

 一方は賊の長らしき男性。そして、もう一方は目深に黒いフードを被った正体不明の男だった。彼らは吹き抜けになった先にいる配下の賊を見やりつつ、こんな言葉を交わす。



「それで、お前さんの目的はなんだ?」

「クク……。わたしに、特別な目的などないですよ」



 筋骨隆々とした山賊の長が訊ねると、フードの男はただ笑った。

 その上で『目的はない』と宣う。そのことに、山賊の長は眉をひそめた。



「目的もなく、俺らを蘇らせた……ってか?」



 そして、さらにそう訊ねる。

 配下の者たちに自覚はなかったようだが、彼は違ったらしい。誰よりも早くに自身の生に疑問を持ち、フードの男――死霊術師と接触した。

 やはり集団を率いるに足る能力はあったらしい。

 死霊術師は、長の勘の鋭さに感嘆していた。



「お前は、いったい何者だ?」

「それを語っても、貴方には意味なきことです」

「けっ……変なところで煙に巻きやがって」

「ククク……」



 それでも、正体を明かすことはない。

 死霊術師はフードを被ったまま、長に向けてこう言った。



「……それで。貴方は、どうされるのですか?」




 まるで、彼を試すようにして。

 すると山賊の長は、数秒の沈黙の後に口角を歪めた。そして、




「お前の話が本当なら、俺は戦うしかねぇよなぁ……?」




 瞳に暗い光を宿し、彼はドスの利いた声でそう口にする。


 そこにあったのは間違いない。

 何者かに対する、あまりに深すぎる恨みであった。





「えぇ、本当ですよ。いずれ、彼の子孫はここへきます」





 死霊術師は、聞かずとも知っているのだろう。

 長の言葉を肯定して、何度も頷いた。対して山賊の長は、最後に言うのだ。








「それじゃあ、殺さねぇとな! 大英雄の末裔とやらを!!」






 打ち鳴らされる拳。

 大気が震えるような力強さを持つそれは、確実に一人の少年に向けられていた。





 


https://ncode.syosetu.com/n2302hl/

新作連載版です!!

応援よろしくです!!



面白かった

続きが気になる

更新がんばれ!


もしそう思っていただけましたらブックマーク、下記のフォームから評価など。

創作の励みとなります。



そんでもって、大増量の書籍版もよろしくね!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ