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万年2位だからと勘当された少年、無自覚に無双する【WEB版】  作者: あざね
第30章

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163/211

1.ミトスの村。

新作の応援もよろしくです!!(あとがき、評価欄下のリンクより)


2巻の発売日、決定しました!

詳しくは講談社ラノベ文庫様のホームページより!!









 ミトスの村は、彼の言った通り山沿いにあった。

 山から流れ込む水が豊かな土地の作物は、きっと美味しいに違いない。しかしながら、今に限ってはそれを楽しむ余裕はなかった。

 足を踏み入れてすぐに気付く。

 人の気配が、ちっとも感じられないのだ。



「それどころか……」

「クレオさん。……この臭いは」



 思わず、眉間に皺を寄せてしまう。

 腐った肉の臭い。日の昇らない時刻に着たのが幸いしたか、足元に転がっているそれを直視せずに済んだ。ただ、間違いないだろう。

 この村に、ミトス以外の生き残りはもう……。



「う、うぅ……!」

「ミトス……」



 肩を震わせ、涙を湛える少年を可哀想に思う。

 彼にとってはきっと、青天の霹靂、というやつに違いなかった。

 いきなり村が山賊に襲われたかと思えば、すべてを奪われ蹂躙され、辛うじて逃げたかと思えば何もかもが終わっていたのだから。

 それを可哀想だ、と。

 哀れだと、そう言わずになんと言うのか。



「ねぇ、クレオ……?」

「どうしたの、リリアナ」

「ここにあるご遺体に、少し違和感を覚えませんか」

「違和感……?」



 そう考えていると、声をかけてきたのは幼馴染だった。

 彼女は感情を抑えながら、程近くにあった村人の遺体を見ている。それを追ってボクも確認すると、そこには腐敗の進んだ肉塊があった。

 これではもう、何者かさえ判別できないだろう。

 しかし、たしかにリリアナの言う通りだ。



「変、だね……」

「そうでしょう? これは――」



 そして、その核心を彼女が突こうとした時だった。




「あん……? 誰だァ、てめぇら!?」

「山賊!?」




 薄暗い視界の先に、物音もなく一人の男が現れたのは。

 見るからに賊だという彼は、ボクたちを認めるとすぐに得物を手にした。


 そして、腰を低くして構える。

 どうやら簡単に対話はできそうにないらしい。



「ミトスは下がってて!!」

「は、はい!」



 ボクはとっさにそう叫んで、剣を引き抜くのだった。



 


https://ncode.syosetu.com/n7217hi/

新作です!!(下の方にリンクがあります)

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