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万年2位だからと勘当された少年、無自覚に無双する【WEB版】  作者: あざね
第29章

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158/211

3.妹の言葉と、ちょっとした事件。

_(:3 」∠)_

あとがきに、新作ではないのですが久々に更新したラブコメ貼っておきます。

下の方にリンクも載せておきますね。








「お兄ちゃん、どうしたの?」

「え、あぁ……うん。別に、なんでもないよ」

「………………」




 ――さて。

 昔の出来事に思いを馳せていると、今度は妹がそう声をかけてきた。

 こちらの服の裾を引く姿は、その頃と変わらないように思える。しかし首を傾げてボクを見るその眼差しには、以前とは違う意思があるようだった。

 たしかに、リリアナの言う通りエスカリーテは変わったのかもしれない。

 雷の夜にはボクの部屋にやってきて、一緒に寝てほしいと懇願した。そんな妹は、強く成長したのだろうか。


 もしそうなら、感慨深いものだ。

 そう感じていると、不意にエスカリーテはこう口にした。



「ねぇ、お兄ちゃん? お願いがあるの」

「え……?」

「もし、ね? わたしが、悪い子になっていたら――」



 唇を噛みながら。

 とても、苦しそうに妹はあの頃のように懇願するのだった。




「お兄ちゃんが、わたしを止めてね……?」――と。




 涙目になりながら、そう語るエスカリーテ。

 いったい、どうしたのか。


 そう思ってボクは、すぐに理由を訊ねようとした。だが、




「だ、誰か助けてください!?」




 その時だ。

 荷馬車の行く道の先から、そんな少年の声が聞こえてきたのは。



「どうしたの!?」

「クレオさん、いまの声聞こえましたか!」



 とっさに気持ちを切り替えて。

 ボクは、キーンのもとに駆け寄った。

 そして彼も同じ声を聞いたと確認しながら、前方へと視線を投げる。



「あれは……?」



 すると、そこにあったのは……。




「だ、誰か助けてください! こ、殺される……!!」





 武装した複数人の男から逃げ惑い、助けを求める少年の姿だった。



 

 




https://ncode.syosetu.com/n6462gb/

新作ではないのですが、久々にラブコメ更新したので(下の方にリンクがあります)

面白ければ、ブクマや★評価などで応援いただけると幸いです。




面白かった

続きが気になる

更新がんばれ!


もしそう思っていただけましたらブックマーク、下記のフォームから評価など。

創作の励みとなります。



そんでもって、大増量の書籍版もよろしくね!!

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