表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
万年2位だからと勘当された少年、無自覚に無双する【WEB版】  作者: あざね
第29章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

156/211

1.記憶の中の妹、そして幼馴染み。

珍しく連続更新。

書ける時に書いておきます。


あとがきより、新作の応援もよろしくお願いいたします!!










 旅をする上で、人目につく行動は避けたいところだった。

 何故なら現状のパーティーメンバーには、王女と公爵家令嬢がいるから。目立たないよう変装はしているものの、立ち寄った町などで正体がバレれば騒ぎになるのは間違いなかった。ただでさえ緊急事態なのだから、そういったところで時間を取られるのは困る。


 そんなわけで、比較的安価な荷馬車に揺られること数時間が経過していた。

 リリアナもエスカリーテも、慣れない旅であるにもかかわらず文句は一つも口にしない。今回のことが重要であることは、全員が弁えていた。




「――クレオ。少し、お話よろしいですか?」

「ん、どうしたの? リリアナ」



 そう思っていると、幼馴染の王女が声をかけてくる。

 何かを考え込んでいる様子で、彼女はキーンやエスカリーテとは離れた位置にボクを誘導した。そして、静かな声でこう言う。



「不自然に思いませんか?」

「え……?」



 それは、何に対してだろうか。

 ボクが首を傾げていると、リリアナはちらりと残り二人の方を見た。



「いえ……。ただ少し、エスカリーテがずいぶん落ち着いているな、と」



 次いで口にしたのは妹の態度についてだ。

 そう言われてから、ボクはエスカリーテの方を見る。妹は静かに目を閉じて、体力を温存しているようだった。たしかに、落ち着いていると言われれば、そんな気もする。でも、だからといってそれがどうしたというのだろうか。



「彼女は生まれてから現在まで、王都を出たことはなかったはず。それに――」



 こちらが首を傾げていると、リリアナは悩みながら口にした。



「彼女は、あのように大人びた子だったでしょうか……?」

「………………」



 それを受けて、ボクは考え込む。

 たしかにリリアナの言う通り。ボクの中にあるエスカリーテという妹も、もう少し幼い部分があったように思われた。



「クレオが勘当されてから、あの子はたしかに精神的に強くなりました。責任感が芽生えたといえば聞こえが良いのでしょうが……」



 リリアナは、そう言うとまた考え込んでしまう。

 そして、



「いえ、やはりまだ憶測の域を出ませんね。失礼します」



 そう言い残して、元の場所へと戻っていった。

 ボクはそんなリリアナの後姿を見送って、自分でも考えてみる。



「精神的に強くなった、か……」



 そして、思いを馳せるのだ。

 リリアナとエスカリーテ、そしてボクの三人で遊んだ幼少期のことを……。



 




https://ncode.syosetu.com/n3885hh/

新作です(下の方にリンクがあります)

面白ければ、ブクマや★評価などで応援いただけると幸いです。




面白かった

続きが気になる

更新がんばれ!


もしそう思っていただけましたらブックマーク、下記のフォームから評価など。

創作の励みとなります。



そんでもって、大増量の書籍版もよろしくね!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ