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万年2位だからと勘当された少年、無自覚に無双する【WEB版】  作者: あざね
第28章

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151/210

1.ハーフエルフ。

コミカライズ1巻の重版感謝!

これからも頑張ります!!


2021年8月26日の19時に更新するよ(*‘ω‘ *)

新作も投げるので、応援してね(ダークファンタジー挑戦です









 ――彼は、エルフと人間との間に生まれた。


 かつて英雄の仲間として旅をした一族の末裔であり、ある意味で忌み嫌われる存在。純血主義を掲げるエルフの中において、人間と交わることはタブー視されていた。そのため彼――キーンの両親は、幼い彼を村に残した状態で追放されたのである。


 英雄との共闘は、共通の敵を持った上での特例だ。


 人間と手を結んだことによって、村の中でも外の者に好意を持つ者も増えた。それによって、エルフの村の長老とその周辺は危機感を抱いたのだろう。

 完全なる遮断は不可能としても、一定の制約を設けたのだった。



 キーンは、そんな環境下で育ったのである。

 エルフの英雄の一族の中でも、異質な境遇にいた少年。彼は生まれながらに聡い子だった。周囲の視線に早くから反応し、自分の立場を把握する。


 そして、こう考えた。



「自分は、誰にも頼ってはいけない」――と。



 弱みを見せてはいけない。

 もし少しでも弱いところを見せれば、途端に周囲は自分を軽視する。

 それはまた、英雄の末裔である、という誇りでもあった。そんな自分が周囲に軽んじられてはならない。だからこそ、キーンは虚勢を張り続けた。


 ここに、いるぞ。

 かつてない才覚に溢れた者が、ここにいるぞ。




 事実として、少年は魔法の才に恵まれていた。

 村の中では誰もがそれを認める。


 最初は虚勢であったはずのものが、次第に現実になっていく。

 そのためか、やがてキーンはこう思うようになった。



『自分の力は、世界に通用するのか』



 いや、正確に言えば。

 キーンは『通用しないはずがない』とさえ、思っていた。




 そうして、青年となったある日。

 彼はエルフの村を出た。




 自分の存在を確かなものにするために。

 そして、誰もが認める存在になるために……。



 


https://ncode.syosetu.com/n2036he/

新作書いてみました(下の方にリンクがあります)

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以下テンプレ。


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<(_ _)>


そんでもって、大増量の書籍版もよろしくね!!

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