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万年2位だからと勘当された少年、無自覚に無双する【WEB版】  作者: あざね
第27章

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4.リリアナの申し出。

あざね、復活(*‘ω‘ *)









 ――エルフの秘薬。



 それは、英雄の伝説に登場するものだ。

 神から授かりし英雄の力を注ぎ込むことによって、あらゆる病を治すとされている。英雄の死後、エルフの村に秘宝として隠されている、ということだった。

 その話もいつしか御伽噺となり、存在すら怪しまれることとなっている。



 しかし、キーンの反応を見るに存在は確かなようだった。

 だけどもボクには、気になることがあって――。



「エスカリーテは、どこでその話を……?」

「何年か前に、そういうお話を読んだから。キーンさんがエルフの英雄の末裔だって聞いて、もしかしたらと思って」

「…………」



 こちらの問いかけに、妹は平然としたように答える。

 その堂々とした態度に思わず息を呑んだ。



 何故だろうか。

 いつも通りの妹の姿なのに、違和感を覚えるのは。



「それで、クレオ。貴方はいかがなさいますか?」

「……うん。それ、なんだけど……」



 リリアナの自室を訪ねたボクとエスカリーテ。

 こちらを見て、王女である彼女は紅茶を口にしながらそう訊いてきた。



「クレオを王城に招いた理由は、先日述べた通りです。しかし、この一件については私も思うところがありますので、貴方がどうしたいか決めてください」



 ――『ボクが王城に招かれた理由』


 王城の内部に、不審な動きがあるという話だったはずだ。

 父の病については無関係であり、本来ならこちらが行動を起こすことは無責任にもなる。だけども、幼馴染はボクの気持ちを優先してくれている様子だった。


 だから、ここは厚意に甘えることにする。



「ボクは、二人に同行したい」



 キーンとエスカリーテ。

 エルフの村に向かう二人に、付き添いたいという思いだった。

 きっと長旅になる。だとすれば、リリアナとの約束にも応えられないかもしれない。そう思ったのだけれど……。



「承知いたしました」

「え……?」



 まさか、本当に了承されるとは。

 ボクが思わず呆けていると、リリアナはちらり、エスカリーテを見てから。



「そうですね。それでは、一つだけ条件を出しましょう」



 一つ頷いて、こう提案してきた。





「私もエルフの村へ、同行します」――と。





 それは、一国の王女としてあり得ない言葉。

 ボクは耳を疑うのだった。



 


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― 新着の感想 ―
[良い点] 更新お疲れ様です(◍•ᴗ•◍) [一言] うん、そうなんだよ ふつうおかしいもんね、王女の同行とか
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