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万年2位だからと勘当された少年、無自覚に無双する【WEB版】  作者: あざね
第23章

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119/211

6.騎士団団長――アラン・ゴールドマン。

一日空けてしまい、申し訳ないです。

発売まで一週間を切りましたので、改めてよろしくです!









 アラン・ゴールドマンは、現騎士団団長だ。

 齢五十を超えてなお現役であり、並び立つ剣士は他にいないとされている。そんな彼のもとに、アルナが冒険者たちと決闘を行うと届いたのは、昨日のこと。

 明日には騎士団の訓練場で試合を執り行う、ということだった。


 あまりに唐突な決定ではあったが、彼にとっては楽しみでもある。



「あのアルナが、この騎士団にきてから一番鋭い眼をしておるな」



 何故なら、あのアルナが際立って真剣な表情をしていたから。

 無論だが普段の彼が手を抜いている、というわけではない。それに輪をかけて、訓練に熱がこもっていると、そう感じられるのだ。

 もっともそれの相手をしている団員は、完全に息が上がっているが。


 だが何より、アルナの力を評価しているアランには嬉しいことだった。

 そして同時に興味を抱く。



「アルナにここまでの眼をさせる冒険者――か」



 少年騎士は常々、クレオという名を口にしていた。

 しかしながら今回の決闘において、相手の面子にその名前はない。そのことには少々残念がったアランだが、懐かしい名を見て小さく笑みを浮かべた。

 かつてこの国――特に騎士団の設立において、名高かった家系の名だ。


 エリオ・リーディン。


 その女性の名をアランも覚えていた。

 かつて学園にて、剣技で名を轟かせていた少女。家がなくなって以降に行方知れずとなっていたが、ここでその名を耳にするとは思いもしなかった。

 アランは、副団長の顔色が変わった理由をそこに見出している。



「若き才能の再集結、か。これは――」



 何はともあれ、明日の決闘は見物だった。

 だから彼はこう呟く。




「儂もうかうかとしては、おれんな」――と。




 もうすでに、孫のいる老体ではある。

 しかし、この血沸き肉躍る感覚はいつになっても変わらなかった。

 アラン・ゴールドマン――騎士団団長の座に君臨する偉丈夫は、静かな笑みを浮かべながら団員たちの修練を見守る。



 そう遠くない未来に訪れる、戦いを見据えながら……。



 


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