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万年2位だからと勘当された少年、無自覚に無双する【WEB版】  作者: あざね
第22章

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2.亡くなった人の意味。

(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾ちょっと分かりにくいけど、うん。

詳しくは追々、ね。分かるから。うん、信じて。とらすとみー。










「ここが、セナのお墓……?」

「はい。そうです」

「そう、か……」



 エリオとリナは、王都から遠く離れた辺境の森にやってきていた。

 自然豊かなその場所には、木の枝で作った十字の墓がある。つい最近までリナが手入れをしていたのだろう。周囲には、まるで死者を祝福するような花が咲いていた。


 エリオはその前に両ひざをつく。

 そして――。



「セナ、きたよ。遅くなってごめんね……?」



 そう、静かに言った。

 大粒の涙を流しながら、彼女は大切な家族に伝える。



「アタシね、やっとセナの死に向き合えたんだ。あの時、リーディンの家が賊に襲われた時に、セナが言ってくれたことをやっと、受け止められたから」







『きっと、エリオさまが助けにきてくれますから!』






「でも、アタシはセナを守れなかった。だから、ずっと逃げてたんだ」




 弱かった自分が、零した小さな命。

 エリオは何年もの間、それをずっと悔んでいた。

 身を寄せた辺境の家に賊が侵入し、セナは人質として囚われた。エリオはそれを助け出そうと奮闘したが、その結末はあまりに残酷で――。



「最後の言葉は、今でも覚えているよ。セナは、アタシの中に生き続けてる」



 だが、その苦しみも今日この時まで。

 エリオは涙を拭って、小さく微笑んで墓を見つめる。すると――。




『やっぱり、エリオさまは美人さんです! 笑顔がよく似合いますから!!』




 無邪気な少女の声が聞こえた。

 そんな、気がした。




「もう、大丈夫ですか? ……エリオさん」

「うん、ありがとう。リナ」




 立ち上がり、柔らかく微笑む少女にそう答える。

 あの日のセナにそっくりだと、心の底からエリオは思った。




 過去は変えられない。

 死んだ人間は戻ってこない。

 それは、どうやっても覆せない現実だ。



「それでも……」




 だが、エリオは思う。

 その人が生きた意味を作り出すのは、きっと残された者たちだ、と。




 あの日、給仕としてやってきた獣人の少女のことを胸に刻み。

 エリオはゆっくりと、一歩を踏み出すのだった。




 


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― 新着の感想 ―
[気になる点] サナのお墓参りして誰かが浮かばれるのかい?
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