世界の創造
初投稿です、興味を持っていただきありがとうございます!
ここは地球とは別の新たに生まれた星「ハスター」そこに新たな星の歴史の始まりを決めようとしている神とその秘書の天使が話をしていた
「いやぁ、地球のゲームは面白いな〜銃で撃ったりでっかいモンスター倒したりね、特にこの剣と魔法で冒険するゲームにハマっちゃったよ、ねぇ君もそう思わない?」
「まーたゲームで遊んでるんですか?神様、いい加減遊んでないで早く世界を作ってくださいよ、あなた以外の神様は海も何もかも全部作り終えてますよ!」
怒られているやる気のなさそうな男は一応創造神なのだ、そして星を造る上での担当は意思を持つ生命の創造、だが彼が仕事をサボっていたせいでこの星はまだ完成していなかったのだ
「うるさいな〜わかってるよ、その事はさっきちょうどいい案が思い浮かんだんだ、もうゲームの世界丸々移しちゃおうかな?ってね」
「はぁ!? 地球の人間が造った仮の世界を?冗談じゃないですよ」
「いやこれで行く、そしてそうと決まれば早速取り掛かろう、まずは人と動物だな、あとは勇者は必須、勿論魔王と魔物もあとは……」
横で文句を言う秘書を完全に無視し、突拍子も無い神による世界の創造は猛スピードで進んでいった
「ふぅ……これで粗方完成したな」
「ところで神様、何の考えもなしに造ってましたけどそのゲームって勇者一行以外の人に人格も意思も無いですよね?」
「無いね、けど僕が造るんだ人格は持つに決まってるじゃ無いか、僕は意思ある生命しか造れないんだからさ」
「じゃあ、ゲームの世界と大幅に文明も生活も変わっちゃいませんか? 辞めときません?」
「うーん勇者がいて魔王もいる、そして国があるんならそう大きくはゲームと変わらないでしょ、1回これで行ってみようよもし変わりすぎておかしな事になれば滅ぼしちゃえばいい話だしね」
世界を創ると言うのに随分と雑に組まれた設定であるがそんな事は神は気にしていない、
自分が楽しめればいいという考えのみで動いているからである
「まぁ、これであとは生命の源をまいて一万年くらい放置してればある程度文明も完成してるでしょ、その頃にまた見に来よう。
本当はまだ勇者の能力とか弄りたいことは沢山あるんだけどね」
「わかりました、他の神々に完成の報告をしてきますね」
楽しそうに告げる神を横目に秘書の天使は呆れながらそう伝えた。
こうしてハスターの歴史がゆるーく幕を上げようとしていた。
ここまでお読みいただきありがとうこざいます!