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政略結婚とは


翌朝、私は早起きして屋敷の図書室で本を探した。お部屋の本棚には植物の本がない。だから図書室から持ってくるしかなかった。

持ってきた数冊の本を机に置き、一番上の本から頁を捲った。


薔薇の花言葉は『愛と美』

赤い薔薇は『情熱、あなたを愛します』


どの本にもそうかかれていた。そして本数について言及しているものは見当たらなかった。

モヤモヤした心の霧は晴れず、次の土曜日まで待っていられないので、お庭で仕事中のジャックを探してつかまえた。


「薔薇の本数での花言葉か」


「ええ、図鑑にはのっていなくて…」


「それって、ハロルド殿下の薔薇のことか?」


「何故ハロルド殿下が出てくるのですか?」


「え、それは…」


ジャックは驚いた顔をした。

驚いたのはこちらの方だ。私はハロルド殿下に薔薇をいただいたことを誰にも話していない。赤い薔薇を持ち帰ったが、誰に、どこで貰ったかは話していない。二人の秘密だと言われたことを私はきちんと守っているつもりだった。

ジャックはうーん、と耳の後ろをかきながら2個目の質問には答えず、最初の質問に答えてくれた。


「あー…まあ、俗説的なところでいうと、1本で一目惚れ、99本で永遠の愛、108本で結婚申し込みってところかな」


それだけ薔薇を揃えるのも大変だけど。と付け加えながら教えてくれた。


「それは色によって変わったりしないのですか?」


「黄色だとちょっと注意しなきゃってこともあるけど、赤色なら間違いなく一目惚れってか、愛情的な意味だろ」


「私、赤なんて一言も言ってませんのに…!」


何故知っているのかしら。

もしかして、ルージュあたりから皆に広がってしまったのだろうか。…あり得る。メイドさん達の噂話はとても広まるのがはやい。後ろにいるルージュを振り返ると、彼女は頭を下げた。

部屋に飾るのに花瓶では茎の長さが足りなかったから、お皿を準備してもらったのだ。彼女から広まったと見て間違いなさそうだ。


「これ以上、俺に言わせるなよ。本人に聞いてみな」


「言っておきますが、ハロルド殿下は関係ありませんからね!」


「はいはい」


ジャックには仕事が忙しいといって追い払われてしまった。いつもは仕事をサボる良い口実だ何て言いながら雑談にも付き合ってくれるのに、今日はなんだか冷たい。日曜日だからか。もしくは愛だなんだってのは思春期にはやっぱり恥ずかしいものなのかしら。


もう一度、図書室で色々な本を探してそこで読んでみたが、追加の情報は得られなかった。ルージュにも聞いてみたが、ジャックと同じことを言った。ということは──


「花言葉に間違いはないのね」


もう何度目かになる、同じ本の同じ頁を捲って、私は独り言を溢した。これだけ探しても聞いても変わらないんだから、花言葉に間違いはない。しかし、これでは、まるで、殿下が私に一目惚れしたみたいな…。


「いえ、あり得ないわ」


妄想のような考えを振り払うように頭を振った。もっとよく思いだして考えてみよう。

本は閉じて本棚に戻した。腕を組んで考えてみる。

私、自分でも思ったじゃない。あんな出会い方をしているんですもの。完全に"なし"だわ。その後のことを振り返えってみても、私に惚れる要素はない。少しお話して、ダンスの練習をして、特別これといったことは起きていない。廊下で何人かとすれ違ったけど、セントフォード公爵家の長女として紹介され、挨拶でも目立つようなことはしていないと思う。

では何故、あの時薔薇を下さったんだろうか。花言葉の通りだともおっしゃった。そもそも、何故あのシチュエーションになったかというと──


本番と同じ会場で1曲踊って、問題ないことを確認した。殿下がご自身の休憩も兼ねてと言ってお庭に連れ出してくれた。本番も1曲で終わるんだから、もう十分だと考えられたのだろう。お花が綺麗ですね、なんて当たり障りないお話をして歩いて、最後に先日私が転落した場所を訪れた。ナナカマドの花言葉の話をしたら、殿下が薔薇をとってきてくれて…。

会場で生演奏で踊ったダンスがとってもロマンチックだったものだから、つい乙女な気分に浸ってしまったのよね。私からいただいてよいかと尋ねたわ。そして花言葉の話も私からしたわ。

…まさか、殿下にその気がなかったけれど、私を喜ばせる為にああ言ってくださったのかしら。あり得るかも。秘密ですって言われたのは、他の方に話してしまうと、本当は違うのに、勘違いされて困るからでは?ああ、そんな気がしてきたわ。


「…はぁ」


私ったら調子に乗ってその後、殿下の手をとって治癒魔法を使った。しかも、私がお側にいたらなんて烏滸がましいことを言ってしまったわ。

だから、殿下は昨日は見送りに来られなかったんだわ。私がハロルド殿下に惚れてしまってその上で勘違いしていたから…!お優しい殿下も流石に嫌な気持ちが押さえられなかったのかも。

髪を触られた気がしたのも、きっと、あんまりイライラしたから、髪を引っ張ってしまうんじゃないかって荒ぶる気持ちを収めたのね。好きでも何ともない相手に、ましてや周囲からは結婚を期待されてる相手の我儘令嬢に、好意を持たれるのは嫌よね。


「穴があったら入りたいくらい恥ずかしいわ」


ため息をついて頭を抱えていると、そろそろ夕食の時間だとルージュが声をかけにやってきた。

憂鬱だな。昨日の私を見て、皆が勘違いしていないといいのだけど。

図書室を出て歩いていると、お茶会から帰ってきたシャーロットと会った。一緒に、少し早い夕食に向かう。


「お姉様、今日はもう体調は宜しいのです?」


私は、昨夜は何を言ってもボーッとして返事がなかったらしい。シャーロットが教えてくれた。もう大丈夫だと応えると、待っていたとばかりに、目を輝かせた。


「義理なんて言って、照れ隠しだったんですね」


「なんのこと?」


「ハロルド殿下のことに決まってますわ!」


「照れ隠しもなにも、殿下から見たら義理でしかないでしょう」


私がどう思っているかは別にして。

夕食の時は、両親からも同じようなことを言われた。

丁寧に誤解を解いていると「お姉様ってばああやって照れ隠しに謙遜してばかりなの」とシャーロットが口を挟んだ。お母様は、あらまあ、と微笑み、お父様はそうか、と遠い目をした。


「シャル、やめて。照れ隠しではないわ」


「だってお姉様、今日はあのドレスを着て夜会に行くんでしょう?」


「それは…私からお断りなんてできませんから」


「嫌なら、お父様に断っていただいたら?」


「でもハロルド殿下は夜会の準備に一生懸命で…お忙しいのに私に付き合って練習までしてくださったのよ。今更そんなこと失礼よ」


すると、ね?とシャーロットはお父様とお母様を見た。

二人はうんうんと頷いている。


「そうね、失礼のないように。イザベラも楽しんできていいのよ。久しぶりの夜会でしょう」


「…はい」


私は嬉しいけれど、あまりはしゃいではダメだわ。私の役目は、セントフォード公爵家として、殿下のはじめてのダンスの相手として、誰にも恥をかかせないよう完璧に踊りきること。そして、間違っても勘違いして殿下に好かれてる等と思って、おかしな行動をしないこと。


「しっかり、な」


「はい」


勘違いさせていることをとても申し訳なく思う。これもセントフォード公爵家のため仕方がない。ハロルド殿下も、仕方なくお付き合い下さっていたのかと思うと申し訳ない。

食事はあまり食べられなかった。

コルセットできつく絞められるのだから、元々そんなに食べるつもりはなかったけれど、それでも、スープくらいしか口にできなかった。






姿見の前で身をよじって確認する。

殿下の送ってくれたドレスの青色は私のブロンズヘアとよく似合っていて、派手な顔立ちに大人っぽい落ち着いたレースのデザインが似合っていると自分では思った。ただ、とても性格がきつそうにも見える。


「ルージュ、似合ってるかしら」


「とてもお似合いです」


「髪の毛は?お化粧は?派手すぎないかしら」


もっと控えめにしなくて良いですか。気合いを入れすぎだって思われないかしら。

他人から見た姿が気になってしまう。


「お嬢様、自信を持ってください。とてもお綺麗です」


お世辞ではないわよね?と振り返って確認するとルージュは頷いた。一緒に着替えを手伝ってくれたメイド達も頷いている。


扉をノックする音がして、お父様とお母様とシャーロットが部屋に入ってきた。


「イザベラ、とっても綺麗ね。先日の緑も良かったけど、青もよく似合ってるわ」


「ああ、イザベラとても綺麗だよ」


お父様が、化粧を落とさないようそっと、手の甲で耳近くの頬を撫でた。

寂しそうな顔をしている。


「お父様…」


「行こうか」


お父様は私の言葉を遮るように言った。私も何と言ったらいいか悩んでいたので、頷いて従った。


今日は殿下はお迎えにはこれないそうで、お父様と一緒にお城に向かう。殿下からは昼一番にお手紙で謝罪の言葉が届いた。お忙しいんだから私のことなんて気にしなくて良いのに。

本当は迎えに行くつもりだったけど、どうしても挨拶で城を離れられないと、急いで書かれた字なのに便箋いっぱいに書かれていて、殿下らしいなと思った。

ドレスを着てきてくださいね、きっとお似合いです、とも書かれていた。嬉しかった。でも、勘違いしてはダメだ。デビューを華々しく飾るためにこの色なんだろう。殿下の瞳の色に良く似ている。

殿下のはじめての夜会を、はじめての1曲目を成功させる為にも、しっかり着こなさねばなるまい。念入りに準備をした。勿論そこにはほんの少しの乙女心もまじっていた。

役目を全うするのだ。少しの役得は多目に見て欲しい。誰にでもなく許しを乞うた。お世辞と分かっていても、褒められたい。少しでも綺麗に見られたい。


馬車に揺られる道中もドキドキしていた。

気分を変えようとカーテンをめくり窓の外を見ると、薄暗くなった空には緑色の満月が浮かんでいた。


「…緑だわ」


「ああ、今日は満月だね」


お父様も窓を覗いてそう言った。

月って黄色じゃないのね。夜に出歩くこともないし、本は白黒だし、気付かなかった。


「満月の日は、魔法の力が強まる特別な日。素敵なことが起こるかもしれないし、良くないことが起こるかもしれない…そう言われているな」


「そうなんですね」


月を見たままお父様は言った。

その目はやっぱり寂しそうで、会話は続かず、二人で月を見たまま、目的地までの時間が過ぎた。


馬車から降りると、辺りはすっかり暗くなっていて、会場から灯りが漏れていた。会場前にはたくさんの馬車が既に並んでいて、中からは音楽も微かに聞こえてきた。


「お父様、私遅かったのかしら」


最後まで入念に身嗜みを確認してもらっていたから、予定より遅れたのかもしれない。でもお父様もはやくしなさいなんて言わなかったわ。

馬車も急いでいる感じではなかった。むしろいつもよりゆっくり感じるくらいだった。


「いいんだよ。私達が最後だからね」


入場の順番が決まっているらしい。最後だなんてやっぱりセントフォード公爵家って位が高いのね。

玄関ホールに入ると、お父様はここで待っていなさいと言って、ひとり先に進み扉の向こうに消えていった。扉の開閉に合わせて漏れ出る音楽が大きくなって、そして、パタン、とまた小さくなった。

とてもドキドキする。

暫くすると、扉からハロルド殿下が出てきた。最後の練習の時よりももっときらびやかな衣装だった。たぶん公務の時に着られる第一王子の正装だ。髪の毛はオールバックで整えられていて、ジャケットには肩章がついている。いつもの優しい雰囲気を残しつつ、キリッとした大人な姿だ。

目があって、お辞儀をする。


「イザベラ様、今日は一段とお綺麗ですね」


「ありがとうございます。殿下は凛々しいお姿ですね」


嬉しくて自然に笑みがこぼれる。

お世辞だとわかっていても、褒められるのは嬉しい。はじめは緊張してしまっていたが、殿下が何度も声をかけてくださったおかげで、今は素直に受け取れる。


「ありがとうございます。では、早速ですが私と踊ってくれますか」


「勿論です。その為に来ましたわ」


差し出された殿下の手に、自分の手をのせる。

玄関ホールを進む間も、心臓の音は大きく響いたままだった。あまりに大きく聞こえるものだから、殿下に聞こえてないかしらと不安になる。ちらりと目線を動かすと、真剣な面持ちで前を見ていた。

殿下も緊張なさってるんだ。主役ですものね。引き立て役の私が緊張していてはダメね。

扉を開けた先にはとても多くの招待客がいた。

既に踊っている人達、周りでお話をしていた人達、たくさんの視線が集まるのを感じた。

とても緊張するけど、殿下に恥をかかせる訳にはいかない。にこやかに努めた。

完璧に1曲目を踊る。それが私の役目だ。

周囲の視線と音で、心臓の音は聞こえなくなっていた。


練習の時のように中心までくると、それまでの曲はフェードアウトして終わった。

二人で向かい合い、お辞儀をするとそれを合図に曲が始まった。この人の多さでどうやってこちらの様子を見ているのだろうか。

周囲が気になったが、周りを見てしまうとその視線の多さに圧倒されそうだったので、殿下の服に集中することにした。

今日も素敵な洋服だな。濃紺のジャケットに金の装飾が素晴らしい。私のドレスとも色合いが似ていて、まるでペアの服のようだ。やっぱり、この為にドレスを贈られたのね。

あっという間に音楽は盛り上がり、落ち着き、終わりへと進んでいく。

私の役目も、ハロルド殿下とこんなに近くにいるのも、もうすぐ終わりだ。


「ハロルド殿下、お気遣いありがとうございました。こうして1曲目をご一緒させていただき、セントフォード家の体裁も保てたと思います」


「イザベラ様は次に踊る相手は決まってますか?」


「いえ、私は、あまりお知り合いがおりませんので。…殿下は、お待ちのご令嬢が沢山いますね。次の方はお決まりですか?」


次に殿下に声をかけようと、公爵家のご令嬢とその父親達が周囲でソワソワしている。

世間話のつもりでそう返した。つもりだった。


「私は、まだイザベラ様と踊っていたいです」


予想外の言葉に私は言葉がでなかった。

2曲続けて踊るのは、婚約者か夫婦だったはず。周囲の誰もが曲の終わりが二人のダンスの終わりだと思っている。いまかいまかと心待にしている姿がよく見える。私だって、1曲目で、これで、終わりだと思っていた。

どういうつもりで、おっしゃっているのか。


「ダメですか?そのドレスで今日来てくださったので、イエスと受け取っていたんだけど…」


イエスとは、何に対して? 普通に送られてきたら着ていかないといけないと思うでしょうよ。

深呼吸して、顔を上げると、殿下の表情は真剣だった。「嫌かな?」と首を傾げて念をおされると、うっと胸にくる。まるで矢がささったみたいだ。イケメンは凄い。ついつい頷いてしまいそうになる。

顔や身体全体の火照りを感じつつ、抗う。勘違いしてはダメよ、私!


「あの、私は、そんなつもり? では…」


どんなつもりかもよく分からないけど、多分、何か勘違いをされている。勘違いだ。というか、本当に、何のイエスかしら。

曲が終わり、足を止めた。殿下の顔が見れない。周囲の音が聞こえなくなるほどに心臓の音が大きく聞こえる。そのまま手を離しお辞儀をして後ろに下がろうとすると、手を掴まれた。

思わず顔を上げると、目が合う。

顔が熱くてしょうがなかった。殿下の瞳には、どんな風に写ったんだろうか。

殿下はにこりと笑って跪き、私の手の甲に口付けた。


「イザベラ様、私と婚約して欲しい。イエスならもう1曲踊ってくれませんか?」


キャーッと黄色い歓声があがった。危うく倒れそうになり父親に支えられるご令嬢もいたそうだ。私はというと声も出せず、ただ立ち尽くしてしまった。

王子様の求婚を断れる人なんている?

ハロルド殿下が何を考えているのかサッパリわからない。いや嬉しいけど、どうして? 何故?

放心状態のうちに手をとられ、そのまま2曲目を踊り出す。練習した曲なので、体は勝手に動く。殿下が一体何を考えているのか。顔をじっと見ていると、暫く辺りを見ていた殿下と、やっと目があった。


「殿下、王子には家柄は関係ないはずです。無理に義理を通す必要はありません!」


「義理も無理もしてませんよ」


では一体何なのだ。この状況は。


「1本の赤い薔薇、調べてくださいましたか?」


「ええ。ですが…」


私が花言葉のことを言ったから、仕方なくだったのでは? 分からない。言葉に詰まっていると、抱き寄せられ、耳元で囁かれた。


「イザベラ様、一目惚れでした。あなたを愛しています。あなたしかいない」


まさか突き飛ばすわけにもいかなくて、されるがままになる。驚きすぎて言葉も出ない。

急なアドリブの振り付けにもなんとか対応して、ダンスは進められたが、心情は落ち着かない。

私の心臓壊れてないかしら。ドキドキし過ぎて、止まってないかしら。顔なんて熱いのか寒いのか分からないくらい。


2曲目が終わると、「ビックリさせたかな、ごめんね」と言って殿下は私を会場の外へ連れ出してくれた。

それはまあビックリするでしょう。いまだに何が起きたのかよく理解できていない。私は勘違いしないようになんて思いながら、逆に一人だけ勘違いしていたのかしら。シャルが正しかった?


待たせてあった馬車まで行くとお父様も来ていた。ハロルド殿下は、お父様と一言会話して、馬車に私を乗せてくれた。


「あの、殿下…」


「私は挨拶があるのでここまでしかお見送りできないのがとても残念です。今日はありがとうございました。イザベラ様のおかげで最高の誕生日になりました」


続きはまた今度、といって馬車から離れた。

私の言葉は無視ですか。早口に、遮られてしまった。殿下にしては珍しい。

入れ替わりでお父様が中に入ってきた。


「お父様、私」


お父様は優しく頭を撫でてくれた。

今日は皆、私の話を聞いてくれない。

何と言ったらよいのか私自身も分からないけれど、流されていてよいのかしら。


まだ心臓がドキドキしている。

夢だろうか。

一体どこからが夢なのだろう。

次に気が付いたら、最終電車の中で駅員さんに起こされるのか。

幸せな夢だったと思い出せるだろうか。

どうか少しだけでも覚えていますように。


夜空の月が緑に輝いていた。今日のこれは、素敵なことなのか、良くないことなのか、どっちだろうか。素敵なことだと素直に受け止めてもよいのだろうか。


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