「お前は、四天王の中でも最弱……」と、魔王軍を追い出された俺。~でも、ホントは選ばれし伝説の勇者だった~
「レクロム、お前は四天王の面汚し……」
四天王である魔族――レクロムは、突然の戦力外通告を受ける。
最弱と呼ばれ、雑用や事務処理ばかりをさせられていたレクロムは、失意のうちに魔王軍を後にすることとなった。そして、いつの間にか魔王城から遠く離れた森を歩いていた彼は、ある儀式に遭遇する。
それは、勇者選定の儀だった。
「貴方が――勇者様っ!」
「え、俺が……!?」
流されるままに聖剣アディアを引き抜いたレクロムは、勇者であると祭り上げられる。そして、そこから彼の運命は大きく動き始めるのであった……。
一方、レクロムを失った魔王軍は衰退の道をたどることとなる。
何故ならば彼が今までこなしてきた事務仕事は膨大な量であり、慣れない他の四天王では対処できなかったためである。さらには、魔王に許可なくレクロムを追放した四天王たちは、手酷い制裁を受けることとなってしまう。
この物語は、魔王軍を追放された魔族が勇者となり、その潜在能力を開花させる物語。そして、過去に自身を見捨てた者たちへの逆襲の物語である。
オープニング
プロローグ 四天王最弱の俺、勇者になる
2018/10/04 19:05
1.初めての依頼を受けてみる
2018/10/04 22:05
2.覚醒
2018/10/05 10:07
3.一方その頃、魔王城では。
2018/10/05 13:09
第一章
1.エルフの少女
2018/10/05 16:05
2.エルフの村での出来事
2018/10/05 21:07
3.選択の理由
2018/10/06 12:05
(改)
4.忍び寄る影
2018/10/06 16:05
5.捕らわれる少女、その過去――。
2018/10/06 20:05