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1話 出会いは突然に

おはようございます、もしかしたらおやすみなさいですね。

今回も至ってマイペースですが何年かかってもいいので完結させたい作品です。

始める時から完結させたいというのもアレですが、僕の考えに文章力が追いつけば綺麗に纏まると信じてるので頑張ろうと思います。


あっ全然作品に付いて書いてないや

ーーーー俺は!!


「俺はリアーナを…守るんだぁ!!」バヂヂ


全身に龍力をほどぼらせ雷拳を目の前の憎き爺に叩き込む


「ぐふぁっ!!き、貴様どうやって…!!」


「ヒトシ!!」


愛しのハニーが希望に満ちた叫び声で俺を呼ぶ


「教皇ぉぉぉ!!!」


負けるわけには……いけな……


…………

……


ジリリリリリリリリ


「はっ!!!!」


ベットから飛び起き、息を落ち着かせる。


「はぁ、はぁ…夢か………あの女の子可愛かったな…」


このまま二度寝すれば夢の続き見れるかな…


「ひとし~ご飯よ~」


そんな事を考えていたら部屋のドアの向こうから声をかけられ、


「……はぁい」


あの女の子には会えなくなってしまった。


「お母さんおはよ~」


今日も1日が始まった


ーーーーーー


「行ってきまーす」ガチャ


朝起こされ、朝ごはんを食べ、着替えて、車庫から自転車を出し、学校へ向かう

なんでもないこんな日常を繰り返している。

退屈ではあるが不満ではない。

通学中なんかの暇な時間は色々な妄想をして退屈を凌いでる。


「今日は夢の続きでも考えてようかな」


そうつぶやきながらペダルを漕ぐ



学校へ向かう途中には大きな交差点がある。

俺は交差点の信号で止まり、ふと周りを見渡すと、いつもはこれから仕事へ向かうのだろう顔の死んだサラリーマンで溢れているこの交差点が、今日はママチャリに乗った主婦らしき女性やおじいちゃんしかいなかった。

恐る恐るスマホを見ると8時30分を表示していた。


「ヤベッ遅刻する!」


脚に力を入れ赤信号を突っ切り、普段はブレーキを強めにかける坂道をノンブレーキで走り抜けた。


そんな急いでる中で俺は、

『このスピードじゃ曲がり角で女の子とぶつかって運命を感じても人生終わらせちゃうかな』

なんてくだらない妄想をしていた。

もっとも、女の子とぶつかることは無かったが


学校の門を猛スピードで走り抜ける時、横目で見ると、門前に立つ先生が『急げ急げ』なんて声掛けをしながら退屈そうな顔をし、校門を急ぎながら通る生徒を見ているので、俺は思ったより余裕がありそうだなと思い、少し余裕もって階段を上ったら


ガララララ

「セェェ……フ?」キーンコーンカーンコーン


「ったく、早く席につけ」


「あざぁす!!」


実際は余裕なんかは全くなくギリギリで着席する事になり、俺は門前にいた名前も知らない先生をすこし恨んだのだ。



そして授業が始まり、また妄想を再開し


昼休憩になればクラスの友達数人と朝見た夢について話しながら母親に渡された弁当を食べ


午後の授業の始まりとともに眠りにつき


帰りのHRが終わればチャリを漕いで帰る


キーンコーンカーンコーン


「じゃーねー」


「また明日!」


そんな毎日だ。


坂を登って交差点を渡り細い道を通って小さな一軒家の車庫に自転車を止める。

妄想を一旦辞めて、ポッケから鍵を出しドアを開け、帰宅した。


ガチャ

「ただいまー」


誰に当てたでもない「ただいま」を言うとリビングで大河ドラマを見ていた母から返事があった。


「おかえりなさい、お夕飯何がいい?」


「トンカツが食べたいな」


「はいよぉ」


母と少し会話をしたらお茶を1杯のんで少し急な階段を登り2階の自分の部屋へ向かう。

俺はベットに横になりブログサイトに今日の妄想を投稿する事にした。


「ただいま~」


ドアの向こうから父親の声がした。

もうそんな時間なのかと時計を見ると5時30分を指していて、腹の減り具合からしてもそれが嘘じゃないことが分かる。「おかえり」と返事をし、肩までどっぷりと浸かった妄想から抜けることにした。



そしてだいぶお腹のすいた六時頃に


「ひとし~ご飯できたよ~」


と、母の声が聞こえたので腹をすかしていた俺は迅速にリビングへ向かいご飯を食べに行った。


「ごめんね、豚肉無かったわ!」


そう言われ、テーブルを見ると大きめのお皿に盛られたオムライスが3人分置かれていた。


「ちぇーなんだまた今度お願いね」


少し、かなり少し、とても少し残念だが仕方ないので笑いながら話して食べ始める。


俺は食べ終わり、また妄想を文に変えブログに上げ始めた。


そうしていると


テレレンテレレレレン~♪

『お風呂が湧きました』


軽快なリズムとともに機会音声が風呂が湧いた事を伝えてくる。


一番風呂を取るために早足で風呂場へ向かう。

母親も同じことを考えていたのだろう、風呂場前の脱衣所で母と鉢合わせた。


母は俺が一番風呂を譲らない事を知っている為、即座に引いてくれた。

少し申し訳ない。

まぁ一番風呂を譲ることはないのだが


髪を乾かし


スマホを弄りながらベットに入る



そうして1日は終わっていく



ーーーーーー



ジリリリリリリリリ


また一日が始まる


「今日はあの夢見れなかったな…」


そんな事をボヤいていたら


「ひとし~ご飯よ~」


と、声をかけられる、いつも通りだ。




朝ごはんを食べながらテレビをつけると占いコーナーの最中だった。


『12位はごめんなさい!乙女座の貴方!とても大きな事に巻き込まれそう!常に冷静に!

ラッキーアイテムはモバイルバッテリー!しっかり充電しておきましょう!』


可愛いお姉さんが申し訳なさそうな顔をして全国の乙女座に12位を知らせている。


「やだなぁ、朝から幸先悪いや」


僕は乙女座なのだ。まぁ占いは信用しないタイプなので気にしないそれ大事。


ちなみに支度の際、普段使わないので引き出しの奥にしまってあるモバイルバッテリーを引っ張り出しカバンに入れておいた


「じゃあ、行ってきます」ガチャ


「行ってらっしゃぁい」



母からの返事を特に気にするでもなく駐車場から自転車を出し、漕ぎ始める。


交差点には死んだ顔のサラリーマンであふれている、今日は安心だ。


遅刻の心配がないので普段のように坂道をブレーキを掛けながら下る


いつも通り



のはずだった


ブワッッッ


とてつもない強風が僕を打ち付けた。


「えっ?」


身体が!身体が浮いている!!


「えっえっえっ!!??」


身体はどんどん空へ向かっていき混乱していたら視界は深い霧がかかったような白に包まれていた。


「自転車は!?えってかえっ、まってどうなってんのおぉ!?!?」


身体の感覚がボヤけていく。


身体フワフワ浮き、視界と相まって雲の中にいるようだった。


「やばいやばい!まじどういうこと!」


そして状況が飲み込めずあたふたしていると、俺は少しづつ下に落ちて行っているのだ。


「うわああああああああ」


どんどん落ちる勢いは増し、恐らく今の俺の顔はスカイダイビングをしている芸人の如く酷い面をしているのだろう。


気づけば視界から霧は取れ、広大な大地の遥か上空から落下しているのが分かった。


とてつもない恐怖が俺を襲い思考がぐるぐると回った。


声にならない声をだす中気づけたのは、このままだと大地と熱いキスを交わしてそのまま天へ召されるという事だ。



「やべってぇあぁああああ」ヒュゥゥン


ズボッッ



キスをする予定だった大地まであと二百メートルといったところでなにかに突っ込んだみたいだ



俺はモフモフの毛玉のようなものに包まれていて、もがいて顔を出してみると空を飛んでいた。


「……ほぇぇ…死ぬかと思った…」


変な声が出た


「クエェェェェェェェ」


「うぉっ!」


どうやら俺が突っ込んだのは巨大な鳥?らしく…様子を見るにかなり痛かったのだろう。


「ご、ごめんよ、そりゃ痛いだろうけど…俺の下を飛んだのが悪いのよ」


「グルゥアアアァァァ!!」


たぶん怒られた。


「いや、ありがとって!助けてくれてありがとう!命の恩人…恩鳥?だよ」


そう俺が言うと誇らしげな顔をし、近くに見える小山に向かっていくのであった。


この鳥さんは人の言葉理解しているのかも…?なんていう有り得ない事を考えてしまった俺は随分と妄想癖が付いてしまったみたいだ。


バサァ


小山に優雅に降り立つ巨鳥、その背中から優雅に……


「うわっうわぁー!」ドシーン


…優雅には降りれなかったが降りた俺は息をいっぱいに吸い……


「地面最高!!!」


叫んでおいた。


「クルゥゥ?」


「鳥さんには分からんよ、この喜び」


「クルァ!」


やっぱ人語理解してるよな……?この鳥さん……




「ふぅ……」


近くの岩に腰を下ろし一息つくと、一気に様々な疑問が浮かんできた。


ここはどこなのか

どうしてこんな所にいるのか

自転車を漕いでいたはずなのになぜ空から落ちていたのか

この言葉を理解してそうなバカでかい鳥はなんなのか

今日のラッキーアイテムの効果なかったとか


いろいろ出てきた


「夢とは…言い聞かせられないよなぁ…」


頬をつねりながら考える。


岩に座り空を見上げる。


「俺はどうなったんだ…」


誰に当てるでもなく普通の声量で声に出す。


どうしたものか



少し落ち着き、周りを見渡すと森とまでは行かないが、沢山木々に囲まれていて、少し先に小さな木製の小屋があった


『…きて』


「ん?」


『……きてってば!』


「鳥さん喋った?」


何言ってんだと言わんばかりの顔された



なにか声が聞こえた気がしたんだけど…


「とりあえず小屋に行ってみるか」


じっとしていてもしょうがないので小屋に向かう



遠くからでは気付かなかったが近くで見るとその小屋はかなり古く、寂れていた。

正直中に入るのは怖いが、勇気を出して


「お、おじゃましまーす」ギィィ



軋む音を出しながらドアを開けるとそこには


「久しぶり!いや、初めましてかしらヒトシ!」


可愛らしい妖精がいた。

次はすぐ投稿できますが、まぁ楽しい程度にやって行きます。

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