小さな温(くも)り
初めまして、天川裕司です。
ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。
また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。
どうぞよろしくお願い致します。
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
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無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、
お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。
基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。
創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪
出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬
でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、
どうぞよろしくお願いします(^^♪
タイトル:小さな温り
「あ、また曇ってる」
朝起きて見ると、
また窓ガラスが曇ってる?
ちょっと前から気になってた事だが、
2階のベランダの窓ガラスが
何かちょっと曇ってて、
それが定期的だったから
「何だろな?」
と思い始めるようになった。
ただ曇ってると言うか、
ちょっと粘っ気のある湿気?
そんな感じの曇り方。
しかも気になった理由は、
窓ガラスの1部だけが曇っていた事。
それに今は夏だから、
室内の温度と外気の温度差で、
こんなふうに曇るなんてあるんだろうか?
と言うのもあり、
注意深く記憶をたどっても、
この部屋は普段ほとんど使ってないから
クーラーを掛けると言うこともない。
他の部屋のクーラーの冷気が
ここまでやってきて、
そう言う理由で曇ってたのかなぁ?
なんて即席の考えに落ち着けて居たが、
それでも1点だけ曇ってると言うのが
やはりどうも気になる。
細かい気にし方だが、
やはり女の独り暮らしとなると
こう言う事にも自ずと興味が行くわけだ。
旦那は出張中だし余計に。
そんな疑問を持ち続けて居た
ある夜のこと。
何の音もせず、変化もなく、
いつもと同じ様な夜だったのだが、
なんとなく2階が気になり、
また私は静かに階段を上って
その部屋にやってきた。
4畳半の和室。
その和室に隣接するベランダ。
そのベランダの窓。
電気も消して真っ暗な部屋で、
確かに1階からのクーラーの冷気が
階段を伝って上り、
ほんの少しだけ足元にひやっとする
冷気は感じられる。
でもこんな程度で
あんなふうに曇ったりはしないだろう…
と思いながら電気をつけて見たとき、
私はその恐怖を見た直後、
少し失神した様で、
それから少しして目覚めた様だ。
目覚めた時はもう何も無かったが、
今でもはっきり記憶に残るあの光景。
ベランダの窓に、
額をしっかり押し付けてる誰かが居た。
1点を見つめて
ずっとうつむいたままで、
多分この世のモノじゃない…
そう思った確信だけは残って居た。
動画はこちら(^^♪
https://www.youtube.com/watch?v=XR0qfeN0WcA
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