新たな世界へ
これまで長々とすみませんでした。
主人公、やっと転生します。
「よし!じゃあ、ミアちゃん準備はいい?」
「はい!」
「うん、いい返事。月詠もこれで大丈夫かな?」
「ああ、特に問題はないが、1つだけ。ミアよ、其方には私からの加護と祝福を授けた。銀色に光る満月の夜に龍の泉と言う場所で会うことができる。其方が来やすいように配慮はする。だから、その場所に報告に来るのだ。良いな?」
「わかりました!必ず伺います!」
「うむ。セシリウスも良いな?」
「うん、構わないよ!」
「うむ。ではミアよ、新しい世界でも頑張るのだぞ」
「はい!
月詠様、ルディア様、ルセイアン様、シファリア様、イスティ、ステゥーモラ様、ミリフォス様、ゲリエ、セシリウス様、色々とありがとうございました!」
「ええ、気をつけていってらっしゃいな。それからこれから行くところは安全な場所だから安心してね」
「はい!何から何までありがとうございました!」
「ああ。私たちに会いたくなったら教会に来い。そうしたら会えるからな。いつでも相談に来るといい。私が乗ってやる」
「はい!その時は遠慮なく伺いますね!ルセイアン様!」
「ああ。待っている」
「そろそろ時間だね。僕たちの世界レヴィスを思う存分楽しんできてね!僕たちはいつでも君を見守っているよ」
ルセイアン様が言い終わった瞬間、私は光に包まれた。
その光は眩しかったけど、不思議と暖かくてなんだかくすぐったかった。
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「うぎゃぁぁぁぁぁおんぎゃぁぁぁ」
赤ちゃんの泣き声が聞こえるな〜。そう思った瞬間色んな音が聞こえ、景色が見えた。
私は理解した。
転生して、赤ちゃんになったのだと。そして、この産声は私が出した声だった。
「おぉぉぉ!これはまた美しい赤ん坊だな〜!」
「えぇ!本当に!!こんなに可愛い赤ちゃんが僕の妹なのですね!」
「あぁ、そうだぞ!お前と私の妹だ!!」
「ふふふ、そんなに大声を出してはしゃいだら赤ちゃんに嫌われてしまうよ」
「そうじゃな!あっははは」
「えぇ、本当に可愛い子。天使のよう。
ふふふ、あなたの名前はミシュタリカ・エヴァ・リナ・ムーンライトよ」
「おぉ!ミシュタリカ!」
「では、愛称はミシュですね!」
「ミシュか...ミシュ..良いな。この子の名はミシュタリカ・エヴァ・リナ・ムーンライト!そして愛称はミシュとする!!」
...美形ってはしゃいでいても美しいんだな...。本人そっちのけで盛り上がってるし(笑)
そうか、私の新しい名前はミシュタリカ・エヴァ・リナ・ムーンライトなんだね。
よし!覚えたぞ!
新しい世界でも頑張ろっと!!
4話を読んでいただきありがとうございます!
無事、転生しました!!
次回もよろしくお願いします。