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新たな世界へ

これまで長々とすみませんでした。

主人公、やっと転生します。

「よし!じゃあ、ミアちゃん準備はいい?」

「はい!」

「うん、いい返事。月詠もこれで大丈夫かな?」

「ああ、特に問題はないが、1つだけ。ミアよ、其方には私からの加護と祝福を授けた。銀色に光る満月の夜に龍の泉と言う場所で会うことができる。其方が来やすいように配慮はする。だから、その場所に報告に来るのだ。良いな?」

「わかりました!必ず伺います!」

「うむ。セシリウスも良いな?」

「うん、構わないよ!」

「うむ。ではミアよ、新しい世界でも頑張るのだぞ」

「はい!

月詠様、ルディア様、ルセイアン様、シファリア様、イスティ、ステゥーモラ様、ミリフォス様、ゲリエ、セシリウス様、色々とありがとうございました!」

「ええ、気をつけていってらっしゃいな。それからこれから行くところは安全な場所だから安心してね」

「はい!何から何までありがとうございました!」

「ああ。私たちに会いたくなったら教会に来い。そうしたら会えるからな。いつでも相談に来るといい。私が乗ってやる」

「はい!その時は遠慮なく伺いますね!ルセイアン様!」

「ああ。待っている」

「そろそろ時間だね。僕たちの世界レヴィスを思う存分楽しんできてね!僕たちはいつでも君を見守っているよ」


ルセイアン様が言い終わった瞬間、私は光に包まれた。

その光は眩しかったけど、不思議と暖かくてなんだかくすぐったかった。


✿︎✿︎✿︎✿︎✿︎✿︎✿︎✿︎✿︎✿︎✿︎✿︎✿︎✿︎


「うぎゃぁぁぁぁぁおんぎゃぁぁぁ」

赤ちゃんの泣き声が聞こえるな〜。そう思った瞬間色んな音が聞こえ、景色が見えた。

私は理解した。

転生して、赤ちゃんになったのだと。そして、この産声は私が出した声だった。


「おぉぉぉ!これはまた美しい赤ん坊だな〜!」

「えぇ!本当に!!こんなに可愛い赤ちゃんが僕の妹なのですね!」

「あぁ、そうだぞ!お前と私の妹だ!!」

「ふふふ、そんなに大声を出してはしゃいだら赤ちゃんに嫌われてしまうよ」

「そうじゃな!あっははは」

「えぇ、本当に可愛い子。天使のよう。

ふふふ、あなたの名前はミシュタリカ・エヴァ・リナ・ムーンライトよ」

「おぉ!ミシュタリカ!」

「では、愛称はミシュですね!」

「ミシュか...ミシュ..良いな。この子の名はミシュタリカ・エヴァ・リナ・ムーンライト!そして愛称はミシュとする!!」


...美形ってはしゃいでいても美しいんだな...。本人そっちのけで盛り上がってるし(笑)

そうか、私の新しい名前はミシュタリカ・エヴァ・リナ・ムーンライトなんだね。

よし!覚えたぞ!

新しい世界でも頑張ろっと!!

4話を読んでいただきありがとうございます!

無事、転生しました!!


次回もよろしくお願いします。

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