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高ランク冒険者の気まぐれ人生  作者: shy
気楽な人生
30/34

30楽しいダンジョン攻略

 ダンジョンの探索クエストは受けられたので宿で着替える事にする。ダンジョンはさっき言ったことの他に異常環境や毒を持った奴がいたりしダンジョン内の生態が分からない限り迂闊に軽装で入ったりしたらすぐに死ぬ。なのでこの前ダンジョンに潜っていたときの服装とは全く違う物を着る。


 まずはレギンスだ、レギンスの場合モンスターから出たアイテムで作られた物を着る事が多い。布で出来ている物よりも硬くて柔軟性があるからだ。そして何より通気性の面で液体や空気を一切通さないのに融通が効き冷却性も良い、速く動く前衛はほぼ着ている物だ。それと同じ素材で作られたインナーも着てその上に服を着てダンジョンに向かう。


 ダンジョンに向かう途中で壁のところの検問官にダンジョンのクエストの紙と冒険者カードを見せてすぐに通してもらった。そういえばルイとラニと一緒に来た時はルイが何か、恐らく家紋か何かが書いてある物を見せたのかすぐに入れたのだが恐らく貴族が良く使うところだったのか入ったところはあまり見た事がなかった、俺らの時は時間がかかったものだが貴族は流石に優遇されているか。こんな事を考えていると近くにあるのもあるが直ぐについた。思っていた通りヤバそうな魔力を感じるがドラゴンがいたあの洞窟よりは全然マシそうだ。俺はさっき着た装備の他に短剣と長剣を腰に刺し鼻と口を塞げるマスクをし眼をこの前のゴーグルで守り顔にスプレーをする。最後に腕に魔力濃度を感知出来る物と毒を感知出来る物をつけ自分の魔力をつけるためにそこら辺にあった石を持ち捨てた。「よし、行くか。」俺はダンジョンを攻略する。


 最初に階段があり下っていくとそこから先は真っ暗な洞窟だった。ダンジョンを攻略するといってもやる事といえば光ゴケを壁につけながら歩くだけなんだがな。コイツはダンジョンに取り込まれずダンジョンの魔力で何年か淡く光続けるのでお勧めだ。それといつもと違うのは1、2階層の地図が手元にある事だ。だがこれもどこまで信用していいものかは分からないのでいつものヘルン製のダンジョン攻略アイテムのこのゴーグルで勝手にマッピングをしてもらいながら地図を見て歩いていく。マジで暗くても明るくても同じように周りが見えるのでこれ無しではもう無理だな、


 初見のダンジョンで緊張しているが説明で毒を持っているモンスターはいなかったと聞いたがそれも分からないのでこんなガッチリ装備をつけている。だがこの緊張感は始めしか味わえないのでいい感じに楽しめている。


 今回の目的としては第一に攻略、次に魔力石の採取とアイテム回収だ。魔力石とアイテムはほぼ取れないのだが今回は未開拓のダンジョンなので運が良ければ取れると踏んでいる。あと宝箱みたいなものは無いはずだがもし死ぬ直前に誰かが置いたっていうのならそれはありがたく受け取ることにする。


 何も無い道を歩いていくと遠くの方にモンスターがいたので別の道を探すことにする。二足で立ってて狼のような体をしているが魔力、身体能力、本能どれもこっちの方が高いので警戒はしておこう。倒していっても良いがまだ探索も終わっていないし初見で戦うのは危ないのでさっき見つけた別の道へ行く。貰ったマップでは今のモンスターの奥に階段があると書かれていたので急いで2階に行く事もないので別のところに行くことにする。


 さっきの見つけた道の方へ行くと少し歩いたからだろうか貰った地図を見ながら歩いているのだがまだ道があるにも関わらずマッピングが途絶えていた。この先に何かいたから引き返したのかそれともこっちに階段がないと予想を立てて戻ったのか分からないが俺はとりあえず進むことにした。貰った地図は道が書いてあるだけで情報が書いている事はなくほぼ初見攻略みたいなものだと思っているとさっき見たモンスターを見つけた。


 「お、やっといたか。」やっとお目当てのさっきと同じ2体目のモンスターを発見した。さっきのよりも少し小柄だが魔力は多く見えるな。俺はさっき来た道に何かトラップや危ないところをメモしていないかを確認して何も無いようだったので攻撃することにする。相手は俺の方を見ていないのでこっそり近づき背中を短剣で軽く引き裂くと悲鳴を上げて俺の方に突っ込んできた。


 俺はその時にはもうそいつから眼を離してさっき来た道を走っていった。後ろでギャーギャー言って追いかけて来るがそれを無視して走り続けさっきモンスターがいた道を確認していたのでその道に入る。するとそいつも俺の存在に気付いたのかギャーギャー言ってきたがそいつの攻撃を避け奥に走っていった。道は意外と広いから避けるのは簡単なんだよな。すると俺を追いかけていた奴が横を通り抜けたモンスターに攻撃を始めた。そして二匹の戦いが始まった。


 「思惑通りいったな。」ダンジョンモンスターは基本仲間が居ないので出会った奴は基本敵扱いをする、それはモンスター同士でも例外では無い。だから俺は探索のついでに二匹目のモンスターを探しここまで持ってきた。「後は何をするのかを見て記録すれば良いだけだな。」最初は爪で攻撃や四足になって突進をしていたが中々良い勝負でどちらも消耗していき最初に低体力になった俺が傷つけた方が覚醒しそのまま一撃で殺した。なので俺も陰から出ていきそいつを殺す。「最後の力は単純な身体力アップと、」俺はメモをとり最後に階段を見て地上に戻った。

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