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高ランク冒険者の気まぐれ人生  作者: shy
気楽な人生
18/34

18王都到着

 あの後は何事もなく王都に到着した。そしてここまでくる道のりでラニとどこに集合するかを話し合い当日にルイの家に行く事になったので馬車でそこまで送ってもらう事になった。王都は貴族街、歓楽街、少し治安の悪い下流街に住む所に分かれておりルイは貴族街に家があるようだ。敷地の割合的には2:7:1位らしいがこの世界仕事はあるので下流街と言われるが実際はそんな悪くない。そんな感じで馬車に乗っていると着いたようだで馬車から降りた。


 「ここがわたくしの拙宅ですわ。当日は家の前にいる兵士の方に聞いてもらえればラニを呼んでもらえますので遠慮せずに尋ねて下さい。」と説明して手を叩いた。


 「では説明はこのくらいにしまして旅の疲れもあるでしょう、わたくしの拙宅でお茶でもどうでしょうか?」と誘ってもらった。ラニも「それは良いですね!」と言っているのだが俺は「すまん、これから行かないと行けないところがあるんだ、」と言って断った。


 ルイとラニは少し残念そうにして「分かりました、それでは仕方ありませんね。ですがまた機会があればお茶会をしましょう、またお誘いますしその時までいい物を用意しておきますので楽しみにしておいて下さい!」両手を胸の前に持ってきて歳相応の反応を見せた、そういえば結構な歳下だったな言葉が堅いので忘れていた。


 「ああ楽しみにしているよ、それと2人とも受かるといいな、そしたら誘いやすくなるしな。」そう返すと「そうですね、絶対に受かってます2人共、」と少し不安そうな顔をした後「ラニ、クラヨイさんを案内しなさい。」と言ったので「はい、受けたまりました。」と仕事モードに入っていた。


 「ではクラヨイ殿案内するので着いてきて下さい。」と言われたので兵の人に挨拶をしてついて行った。


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 俺は何回かパーティーで冒険をしていた頃貴族街に行っていたので案内してもらううちに思い出した。街並みは変わるところは変わっていたが俺の好きな店は変わっていなかったので一安心だ。


 「で、ここが冒険者ギルドだ。」俺の言った目的地に連れて来てもらった。道も思い出したしもう迷うことはないだろう、てゆうか「おう、ここまでの道案内ありがとな、あと良くここまで案内できたな?」と言うと1年に1回は王都に来ているようでそれで街探索をしていたら憶えたらしい。


 「本当に良いのか?宿なら準備できるぞ?」歩いてる最中宿を借りられると言われたのだが「こちらだけ恩を受けると返すのが大変だからな。」と返すと分かってくれたようだ。


 「では私は行くよ、短かったがここまでの道楽しかったぞ。それともう一度、、黙っていたことは悪いと思うが本当に騙す気はなかった、これは本当に信じてくれ。」頭を深く下げられたのだが何も起こってないし貴族で人手が欲しかったが正体を明かせなかっただけだと思っているから「おう、何とも思ってないから顔を上げろ、それに明後日の案内で許してやるから。」と言うと「ありがとう。」と言って別れの挨拶をした。


 今回王都に来た目的は色々ある。一つ目はドラゴンのアイテムの換金、二つ目は俺が使っているアイテムの店へ行くのと、三つ目は冒険者学校への入学だ。オークションも見たかったのだが時間はあるのか?取り敢えずギルドの中に入り昨日狩ったモンスターの売却と冒険者のネームを渡す。それまで少し時間がかかるので椅子に座って待つ。その間に周りを見るのだがやはり王都強い奴がほとんどだ、俺が普通に戦ったら勝てなそうな奴ばっかりだ。それも最初の王様のせいでこうなったらしい。


 この国最初の王ラーイッシュと4人のパーティーがありラーイッシュは1人でSランク以上の前衛の強さを持ち大剣を振り回し、2人目は相手の正確な位置を何体でも特定でき、それを3人目のありえない魔法を使い破壊し、4人目は建築の魔法に優れており倒したところから地面を石に横を石の壁にし、5人目はどんだけ仲間が瀕死になっても笑いながら一瞬で治療し動かしていたらしい。そして領地を広げていきラーイッシュを創り出したらしい。それも10年間毎日戦い続け。ここはこの国で1番の危険地帯であるにも関わらずね、そしてこの都市が出来てから数100年は経つのにも関わらずまだ一回もモンスターに侵入された事がないらしい、そしてそれの子孫がまだこの国の王様をやっているんだからこれが1番凄いもんだ。


 呼ばれるのを待っていると「クラヨイさん。鑑定が終わったので来て下さい。」と呼ばれたので取りに行くと上の部屋へと案内された。そんな高いっけ?と思っていたらギルド長がいたので恐らくドラゴンの話だろう。


 「まずは今回の報酬だ。」1ゴールドと5シルバーを渡されたのでバックにしまう。「それで本題だ、君が持ってきたドラゴンのアイテムはもう売ってある、そしてどちらかを選んでくれ、」ギルド長は一枚の紙と短剣のアイテムと何かが袋に入った物を置いた。


 「こっちの紙だが、これは君が望むほぼ全てのものが手に入る契約書だ。もし君が1つの街が欲しいと言い出したら何故か手に入るだろうしお金が欲しい、世界一の美女が欲しいと言い出しても絶対に手に入る物だ、それも欲しいだけ。そして2つ目、この短剣は永続的に体が軽くなる剣で錆もしなく切れ味もとてつもない恐らく世界で5本の指に数えられる名刀だ、それとプラスでこっちの袋は10000ゴールドだ。君のために選んできたんだが違う物だって良いだろう。」く、この爺さん分かってるな、俺がアイテムが好きすぎる事を、何だか悔しいが「はぁ〜、最高だウルフさん、アンタは本当に最高だ。勿論こっちの短剣を頂戴する。」正直アイテムにしか興味ないし金も10000ゴールドあれば余裕で暮らせるしな。


 「交渉成立だな。」と言ってウルフさんは椅子にドスンと座り込んだ。「はぁー!やっと終わったわい。何でわしんところにそんなもんを送ってくるんだよ!しかもドラゴンのアイテムを飛ばしてきて、お前は本当に昔から馬鹿だな!」結構本気で怒っている。「それのせいでわしの休みが無くなって寝れなかったんだぞ!孫と遊ぶのも楽しみにしてたのに!」、俺は心の中で謝る、ごめん、だが。


 「でもギルドにとってはどうなんだ?」と聞くと言いたくないようにしていたが小さい声で「最高じゃい、」と言った。俺もこの爺さんも昔から変わらないな。


 

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