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高ランク冒険者の気まぐれ人生  作者: shy
気楽な人生
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16 王都までの移動

 俺たちはあの後話すようになりどうやらルイは冒険者学校に通えるかもしれないらしくその為に王都に行くらしい。魔力は少なく見えたのでルイが魔力の精度がいいのかそれとも冒険者学校のレベルが低いのかは分からないが試験は入学式の1週間前までやるらしく、厳しいなと思いながら話を聴いていたのだが年齢制限がある学生用の試験と年齢制限がない学生用の試験があるらしい。


 「そうだ!クラヨイも受けてみろよ!まだ入学式まで1ヶ月あるし昨日?だったか魔導書を読んでただろ?もし入れたのならルイお嬢も安心ですし。どうだ?私はな昔から人を見る目だけはあるなと褒められてきたんだ、受けたくなってきただろ?」


 昨日話してからラニが本当に止まらない、悪い気分でもないし話し易くて助かる、それに「少し考えてみる。俺も仕事が終わって今からの事を考えていたのだが学校に行ってみるのも悪くない。だがそれだけ聴いても何をするのかが分からないからもっと教えてくれないか?」と聞くと「よし、そうこなくっちゃな。」と言って話し始める。


 「こほん、では話すよ!王都にある冒険者学校はこの国で1番入れる倍率が高いと言われている、何故なら最低限の身分しか要らないし金を全額国が負担するからだ、なので何が起きるのかと言うと孤児や食べ物に困っている子も可能性としてはゼロでは無くなるから試験を受ける奴が出る。そして毎年1、2名のそう言った魔法が使えない子が入っているらしく過去にはそこから貴族になった者もいる。貴族とそういった者が一緒で大丈夫か?となるが何か起こったとしても見る目がなったや自分を守れないのかとなって社交界で笑われるらしい、私はルイお嬢に何かあったら平民だろうが許せんがな。後今年はどうやら今朝の新聞で発表されていたが第3王女が突然入学されるらしく年齢制限がある方は今日打ち切られたらしい。とまあここまでクラヨイには関係のない話だがここからが本題だ、もしクラヨイが入学できた場合基本的に自由だ、近接の勉強、魔法の勉強を学べるし他の勉強もできる、そして3年間何もやらなくても卒業できる。これは特殊な例で学校の卒業証書が欲しい場合の奴だ、いわば国が保証した完璧な身分証だからな。後はパーティーを組んでモンスターを討伐したりコネを作ったりだな、大雑把だがそんなところか?」


 なるほど、というか行かなくてもいいなら受け徳ではないか?「ふむ、聞いてみた感じ普通の学校という感じで面白そうだな、それに受かっても何もしなくていいというのは魅力的に感じる。」ちょっと興味が湧いてきた。


 「だろ、だがお前が受けようとしている方は毎年2名までしか取らないし今年は王女様が入る事もあって多分受からないから気楽にな!はっ、はっ。」多分面白半分で俺に言ってきたのだろう。だったら本気で受かりに行こうと思った。


 「そうか、頑張るよ、ラニの分までな、」俺も適当に言い返すと「えっ!落ちてたのバレた?」と面白そうに笑いながら言ってきた。「冒険者学校についてある程度の知識があって尚且つ受かったと言わなかったからそうだと思ったんだ。半分冗談で言ったんだが本当だとは、すまんな。」ラニはそう言われても楽しそうだ。


 取り敢えず次の俺の目標は冒険者学校の記念受験として進めようと思った、そんな矢先前方に人が大勢いる気配を感じ取ったので伝えると馬魔がスピードを緩ませながらそこの場所に停車した。すると囲まれた状態で人がゾロゾロ出てきた。こちらもすぐにラニの部下が出ていった。俺は武器を用意していなかったので出遅れたのだが出ようとした時ラニが「いや、出なくて大丈夫だよ、私の部下強いししかもクラヨイには夜ちゃんと仕事してもらわないといけないから、昼はあいつらの時間だ。」と言ってきた。


 「やっと、この日が来た。殺せ!」外からどデカい声が聞こえたのでたまらず遅れて外に出るともう既にラニの部下が何人か殺っていた。そしてその様子を見てると攻撃を避けながら的確に急所を突き一撃で、しかも素手で殺していってる。俺は怖くなったのと逆に邪魔になると思い中に戻り終わるのを待つことにした。決して怖いからでないからな。度々悲鳴が聞こえるのだが2人は慣れているようで全然怖がる様子がなかった。「な、強いだろ?あいつら対人戦は馬鹿みたいにというか馬鹿なんだがどうもモンスター系の奴が苦手でな戦えるのが私だけだったからもう1人欲しかったんだ。」


 なるほど確かに戦っていた武器は手だったしモンスターの装甲が硬い奴もいるし相性が悪いのか?そんな事を話していると戦いが終わったのか1人が入ってきて「お嬢様お願いします。」と言ってきた。声初めて聞いたな。


 「分かりました、2人はここで待っていてください。」そう言って出ていった。するとラニが話しかけてきて「お嬢は魔法が得意だから後始末に行ったんだ。大変だと思うができる奴がしないといけないからな。」


 しばらく待っていると何事もなかったように4人が戻ってきた。「死者を導いてきました、この度は多くの者を天に召さないといけませんでしたので少々時間がかかってしまいました。では馬魔を進めてください。」ルイが何をやっていたのかは見えなかったのだが魔力はあまり使っていないようだった。


 俺は気になって「どうやって片付けたんだ?」と聞くと「体を魔力に変えて自然に返しました。これで最後に少し世の役にたったでしょう。」と答えてもらった。なるほどルイは光魔法使いか、「それはすごいな、希少な光魔法が得意なのか、色々大変かもしれないが頑張れよ。」


 ルイは和かな笑顔で「ええ、勿論ですよこの世界を少しでも良くできるように頑張ります。」


 光魔法は人にとにかく強い魔法なので警備隊や騎士に多く狙われる事が多いので頑張って欲しい、あと医者も多いんだっけか?忘れたがそんな感じだった気がする。

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