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第一章 気楽な人生 1 一人の冒険

 

「これで何日目だ?」


 俺は何日もかけて何回も同じダンジョンに潜っている。前は仲間もいたが味方に迷惑をかけるのが嫌だったのでソロになった、ともいえるが実際はソロのほうが動きやすそうだったので寂しかったが別れることにした。


 俺はこの世界に転生者として産まれた。魔法も剣もダンジョンもモンスターもいて少しは憧れがあった世界だったが、実際にいってみるとただただ怖いだけだ。幼少期の頃は外で遊んでいると周りにデカいモンスターがいることもあるし村で採れた特産品の野菜はなんか勝手に動いたりしたし、無駄に面倒だった。


 でもそんな俺でも運が良かった事があった。それは、スキルが良かったのもあったし仲間がめちゃくちゃ優秀だった事も運が良かった。


 この世界では、8歳で儀式を行いそこでスキルを獲得できるようになったりゲットしている場合がある。そして俺のスキルは最初の一回のダメージを無効だ。ぶっちゃけビミョ~に見えるが意外と役に立つ。結局主人公でもないやつなんてどんなに強くても一撃喰らえばまぁまぁ終わりだから俺はこのスキルで良かったと思う。


 それに2つ目のスキルは周囲の魔力や相手の魔力が完全に分かるようになれる、そして3つ目のスキルが俺がパーティーを抜ける事にしたスキル、設置した位置か自分の魔力を飛ばしたところに瞬間的に移動できるスキルだ。


 本当はスキルが増えるごとに強くなっていく傾向があるみたいだが俺の場合ソロ用のスキルが揃っていってしまったので抜けることにした。勿論反対はされたけどね。


 「あいつら、元気かな。」


 そんなことを考えながら俺はダンジョンの中を疲れない程度に走る。俺はこのダンジョンに毎日アタックしている。このダンジョンはここらへんでは有名なようだったのでちょうど良かったので試している。


 「はぁ、そろそろ倒れてくんねぇかな。」


 といってももう1年くらいおんなじ事をしているので飽きてきてはいる自分がいる。毎度ひりつくが、


 まずはダンジョンの地形は変わらないので最下層までモンスターと合わずに走る。最下層についたらそこら辺にいるやつを一体倒す、そしたらボス部屋に向かう、それの繰り返し。


 「今日もさっさと雑魚を狩ってボスのところに行きますか。」


 そいつのドロップ品はここらへんでは安くて2万くらいするので金に困らないように狩らないといけないし俺にとってはとても狩りやすいのでやり得なんだよなぁ。


 「いたいた、今日も馬鹿が一体で歩いていやがる。何回見ても気持ち悪いな。」


 見た目はそのまんまゾンビ犬みたいな感じだ。体がドロドロに溶けているのだがどういう訳か普通に歩いているのが特徴だ。村の連中によれば首を落としてからその断面にナイフを刺せばすぐ死ぬようだが俺は背後から慣れた手つきでその順番で殺していく。


 「今日は早く見つかって良かった。よし、今日もいつものドロップしたな。」


 何だか分からないが、腐った骨っぽいものの周りにドロドロとした物がいつも通りに落ちたので手袋をはめてそれ専用のバックに入れる。


 「よし、オッケーかな。それじゃあ今日もいきますか。」


 目当ての物が手に入ったのでボス部屋までまた走る事にした。何回も来ているので最短距離で行ける道にモンスターがいても回り道して行くのであまり問題ないのだが今日は運が良く何も会わなかったのですぐにボス部屋までついた。


 俺は今日も扉に手を当てながら「さっさとくたばってくれよ〜。」と言いながら力を入れてドアを開けた。


 中に入るといつものそいつがいた。みんな大好き巨大なドラゴンだ。部屋の広さはダンジョンとは思えないほど広い空間でまだ慣れないくらいには圧倒されている。だがみんなが思っているドラゴンよりも身体はボロボロだ。


 「そろそろお前も辛いだろうから、大人しくくたばってくれよ。」


 俺は自分の持っている武器を持たずに全力でドラゴンの方に走る。ダンジョンのモンスターは学習しない、これは地上にいるモンスターとは違う特性だ、だが短い頻度で行くとダメージは蓄積して行くようだ。


 俺の事に気づいたドラゴンは最初にブレスを放って来た。いつもの行動で分かっているので最小限の動きで避けて接敵する。近づいたら横を薙ぎ払う感じで爪の攻撃が来るのでそれを太ももにある剣を投げてシールドを展開させる。そいてここからは、


 「削り取る!!」


 まずは両腰にある剣で腹をスライディングしながら傷つけると下敷きにしようとしてくる、それを避けて剣をしまい体が下がったところに二本目の太ももにある剣で脚を傷つける、この剣は硬い物程切れ味が上がる特殊な剣だが直ぐに切れ味が悪くなるので1日一回しか使えないのがネックだがこういう時は本当に役にたつ。


 「よし、良い感じだ。」


 今は戦い方も慣れて来たのでうまく攻撃を捌けるようになって来た。だが羽がボロボロなのにジャンプして俺に火球を撃って来た。それを三本目の剣で吸収する。そして落ちて来たところにその魔力を吸収した剣をぶっ刺す。流石に火球を吸収しているので相当な威力のようでいつものようにでかい声出して鳴いてるわ、そして暴れ出した。


 「本当に、ここまで慣れたもんだな。」


 俺の方に飛んできた尻尾を四本目の剣で受け止めその衝撃を直接ドラゴンの頭に打ち込む。


 「だけど、こんだけやっても全然死なないんだよね。」


 腰にある両手剣を抜く。ここからは使えるアイテムが両手剣しかなくなるので気合を入れ直す。ここまで来ると自分の中1ステージ目をクリアしたような感じがする。


 「本番はここからだよなぁ。」


 俺はそう言ってまた走り出す。まだ暴れているので攻撃をいなしつつ懐に入り一撃、二撃と入れて行く。ダメージは入っているようでもっと暴れるのが激しくなって来た。ここにきて今までで一番ダメージを出せたのではないかと思っていると目の前にドラゴンの手が見えた。

 私の中で描きたいものを描いただけなので面白いやアドバイスがあったら助かります。この作品が最初ということもありまだまだ拙いのでアドバイス多めが嬉しいです。あと内容がぐちゃぐちゃになってるかもしれないけどあまり気にしないで下さいね〜。

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