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ペンの無慈悲な悪魔 川崎市カトリック系小学校児童等襲撃事件
川崎市のカトリック系の小学校の通学中に発生した凶悪にして、悲惨、可哀そう極まりない事件。
その小学校の通学バスに群がり、車窓から児童の写真を撮るマスコミのカメラマンたちの写真を見た。
「報道の自由」「国民の知る権利」と強弁して、幼い被害者たちの恐怖心などには、全く配慮がない。
小学校側の報道自粛要請も、当然のことで、無神経極まりないマスコミには怒りを覚える。
そして、その現場のカメラマンや記者に指示を出した上司は、「自分の会社の本が売れれば、児童の気持など、どうなってもかまわない」という気持ちなのだろうか。
こうなると、「ペンは剣より強し」どころではない。
「ペンの無慈悲な悪魔」に過ぎない。
何より傷んだ心のまま、無抵抗のまま知らない大人たちに、「勝手に無配慮に」写真を撮られ、怖くて下を向く児童たちの姿が、可哀そうでならない。




