NPB(日本プロ野球)について
かつてNPB(日本プロ野球)とMLB(大リーグ)の両方でプレーした選手が、語っていた。
NPB(日本プロ野球)は、「野球道」で精神主義的、勝利至上主義。
その場の「勝ち」に徹底してこだわる「甲子園野球」の範疇から抜けない。
MLB(大リーグ)は、選手と観客が、ベースボールを「楽しむこと」が第一。
従って観客を楽しませるために、プレーヤーはハッスルプレーに励む。
日本とアメリカの国民性も関係しているかもしれないが、NPBとMLBを比較してみていると、常にNPBにがっかりする。(チマチマとした足の引っ張り合い野球が多い)
プロ野球中継を見ていると、選手のテーマソングや拍手はともかく、太鼓やトランペットの応援が聞こえて来る。
ほとんどのトランペットが、「みじめったらしい」「ペラペラした細い音」、チャルメラに変わりがない。(チャルメラにも失礼なほど)
何しろ、のべつ幕なしで聞こえてくるので、聞きたくない人には迷惑。
バッターとピッチャーの真剣勝負にも、失礼だと思う。
(それでも吹き続ける無神経さは、NPB離れをますます加速する)
他の観客の中には、あのド下手なトランペットを聞きたい人があるのだろうか
それと、MLB挑戦する有望選手への、「苛め」発言も多い。
超大物ご意見番(このご意見番も、誰が決めたのかわからない)が、
「MLBで通用するわけがない」
「我がままだ」
「出て行くチームに迷惑だ」
と、大放言。
何故、そんなに「狭量」なのか。
大先輩なら、アドバイスの一つでも与えて、「思い切りがんばって来い!」と、どうして言えないのか。
少なくとも、レベルが高いリーグに挑戦する勇気ある若者の「足を引っ張るような発言」は控えるべきなのではないか。
そういう狭量な考えや発言で威張り散らす大先輩がいる限り、ますますNPB離れが進むと思うのだが。