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料亭政治批判?
いわゆる政治コメンテーターで、「料亭政治」を「金権腐敗の象徴」として、得意満面に批判する人がいる。これも「二大政党制絶対主義」と「政権交代絶対主義」を妄信する人たちと、同類である。(結果ではなく、手段の神聖視に過ぎない)実際、国民としては、そもそも、「金権政治」だろうが、「料亭政治」だろうが、「政権交代」が「あろうがなかろう」が、実生活にデメリットがなければ、「どうでもかまわない」のである。(国民にとっては、自らの財産と安定した生活、発言の自由が守られれば、政治そのものに関心を持たないのが、世界共通の現象である)(政治家や、日本社会、国際社会が、完璧に清廉潔白であるべき、それが実現可能と妄信するような、お花畑に住む人は、別)
そもそも、人類の歴史で、全てが清廉潔白だった時代が、あるのだろうか。これから、必ず実現できると確信できるのだろうか。ありえないことを妄信し、他人に強制することは、見識不足で傲慢の極みではないだろうか。