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マルクス・アウレリウスの至言(1)
あなたが 行うべきことを行うにあたり
寒さに凍えているとか
暖かい環境にいるとか
居眠りするほど眠いのか
充分に寝すぎるくらい寝た後か
他人から悪し様に言われて落ち込んでいるか、怒りに震えている時か
他人から称賛されている時か
さらには 死につつある時か
それとも 別のことをしている時か
いろんな状態はあるが、状態によって違いを作ってはいけない。
我々が死ぬということまで含めて、その行為も人生の行為の一つである。
ならば、その際にあっても
「現に自分の手元にあることを、立派に処理する」
それにより、ことが足りる。
以上、古代ローマの哲人皇帝 マルクス・アウレリウスの言葉である。
誠にもって 至言である。
環境や他人のせい にするのは たやすい。
しかし、大切なことは 自分が何を選択し、どのような行動をとるのか
それに 尽きる。