35/35
次章予告
今回は2話連続投稿です。
「やめて・・・三成、目を覚まして!」
「これも天下の為、豊臣家の御為なのです」
少女の悲痛な叫びも、大義に憑りつかれた男には届かない。
「ははは・・・これで奴は終わりだ!」
天下人の城で高々と笑う白覆面の男。
「お教えします。彼は―――」
ぼろ布のように捨てられた少女もまた、復讐の為に立ち上がる。
「行きます。すべての決着をつける為に」
月より来た少年は弓を取り、すべての元凶を断つ決意を固める。
「戦乱の歴史を断つためなら。私は千年に轟く悪名でも甘んじて受け入れましょう!」
葵の少女もまた立ち上がる。すべての悲しみの連鎖を断つために。
決戦の地。そこはかつて正統なる皇位を賭けて決戦が繰り広げられた運命の土地―――
「関ヶ原にて徳川勢を殲滅せん!」
「いざ。関ヶ原へと参りましょう」
次章『月の光と葵の乙女~関ヶ原の戦いの章~』
勝利の女神は、果たしてどちらに微笑む?




