確かな一撃
メジャーじゃない武器は、文字変換で時間がかかって面倒ですよね。
その拍手の意味が理解できなかった。
俺には、宇田が必死に放った蹴りの一撃は、ハンマーの一撃によって届かなかっと思ったからだ。
そう思考しなら、観戦していた位置に戻った。
十元曹長になぜ、拍手したのを尋ねた。
「私には、宇田の蹴りは、ハンマーの一撃により、届いていませんでした。」と
それに対し曹長は、「確かに宇田の蹴り自体は、届いていなかった。」
俺な「ならと」
曹長は俺の言葉を遮り、「だが、渾身の空撃が野比咲の背中に当たっていた。
あの神力を一箇所に纏った直接の蹴りであれば、野比咲とはいえ確実にダメージが入っていただろう。
だから、それすらもブラフにして、空撃を放った。ダメージこそ入っていなかったが、致命傷覚悟でのあの一撃を放つ精神性は評価に値する。」
だから俺たちは、拍手したのだ、と。
野比咲曹長もハンマーを担いで戻ってきた。
「最後の一撃は良かった、噂に違わない実力だった。」とベタ褒めだった。
俺は、自身のことの様に嬉しかった。
別に友達ではなかったが、今は戦友であり、越えるべき相手だと思った。
さぁ次は俺の番だ、俺も必ず一撃を入れてみせる。
さてと、と、曹長は、次は誰がやると対のメンバーを見ると、「俺がやると」河沙曹長が手をあげた。
坊主頭でだが、首に数珠をかけている。軍人としてその装飾は、かなり特徴的な格好である。
その武器は、100cmの棒の片方に三日月の刃、その反対には、スコップの先に似た、平たい刃が着いていた。
俺は、メッサーを両手で持ち、相手に切先を向けるように構える。
それに対し、河沙曹長は平たい刃を斜め下にし、構えた。
それを確認した曹長が、ハジメ!!と合図を出す。
俺はメッサーを含めて全身に神力を纏う。
その間に、神力を纏っていない平たい刃が迫る。
それを鎬の部分を使い、逸らす。
正直スピードの時点で、結構きついが、武器の動きがかなり多様である。
そもそもリーチの時点で相手に部がある。
形の違う両方の刃で切りつけてくるだけではなく、掬う、叩く、引っ掛けて俺の武器を飛ばそうとしてくる。
こっちは武器を手から離さないだけで必死だ。これじゃ、攻撃するどころじゃない。
仮に、攻撃できたとしても、相手は全身に神力を纏っているが、武器に纏わせていないので、完全に舐められている。
余裕のある河沙曹長が話しかけてくる。
「この武器は月牙鏟、昔僧侶が使っていた武器だ。刃で相手を殺すことももちろんできるが、捕縛や墓掘りもできる優れた武器だ。」
それに対し、俺は「いや、軍人向けの武器じゃないだろう!!」と突っ込んだ。




