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本当の戦闘訓練

初めて、主人公以外の視点をいれます。

小説家方はこれを当たり前の様にやっているのだから驚嘆です。

 訓練所に戻ると、中尉はすでにおらず、第3部隊の4人が各々が、体を伸ばしたり、筋トレをしたりしていた。

 遠目の状態の位置から十元曹長はこちらに気づき、他の3人に呼びかけ、こちらが着くまでには集まっていた。

 十元曹長が「準備ができたようなので、戦闘訓練を始める。目的は、実践で役に立つ確かな実力があるか。

 抽象的な基準では、わかりずらいだろうから、明確な合格基準を設ける。

 俺らの誰かと戦い、一発でも当てれば、合格。2体1でもいいが、君たちはどうする?」と挑発する口調で言ってくる。

 俺は正直そうしたいところだが、宇田は違った様だ。

 「今後の活動のために他の方の戦闘を見て見たいと考えています。、ぜひ1対1でお願いします。」

 十元曹長は「見れるものになるとは限らないが」とさらに挑発するが、宇田はそれでもと、返す。

 曹長がこちらに視線を向けたため、私も同意しますと応える。

 この状態で俺に他の選択肢などないし。

 そうすると、第3分隊で身長は曹長に届かない程度であるが、腹回りが120cmはあろうか思う青髪の巨体が

「じゃぁ俺が先に試させてもらう。宇田、俺とやるぞ。」と言ってくる。

 それに宇田は「もちろんです。」と元気よく返事した。

 

 目の前にいる野比咲軍曹は、半身で腰を少し落とす体制で直径60のハンマーを右肩に抱えるように構えていた。

 通常、鈍器の弱点はスピードだ、訓練生であれば、その弱点だけで勝つことができるが、この相手は脂肪で巨漢になったのではなく、ほぼ全身が筋肉と見ても、大げさでないだろう。ここまでになってくると、片足であのハンマーを支え、蹴り技もありえると思考する。

 それに対し、こちらは手甲と足甲のみで、スピードとこの肉体からの徒手空拳だ。ハンマーの重すぎる攻撃を受けずインファイトで攻め続ける。

 こちらも空手ベースの構えをとる。


 それを見て、十元曹長は両者の準備が整ったと判断し、ハジメ!!!と号令する。

 その瞬間神力を全身に身に纏い接近する。相手も即座に神力を纏った。その纏う早さは、俺より早い、だが既に拳の届く範囲、半身で腰を落とし下半身に力を入れ、左拳を引き、その反動で右拳を打ち出す。

 相手の左胸に対し、正拳突きを行う。だがその拳は、左肘で容易くガードされる。

 正直ガードされるのは想定内だった。だが、一瞬だけ止まった隙に相手の左膝が飛んで来た。

 引いていた拳でガードしたが、とてもガードしきれない威力だ。胸に衝撃が響く。

 それだけじゃない、こちらの体が浮き、5メールほど、後ろにふっ飛ぶ。

 なんとか足で着し、上半身の体幹で倒れるのを避けた。

 距離が取れたので、大きく息を吐き、肩で呼吸をする。

 正直驚いたどころではない。メイン武器を使わず、ガードの上から胸にダメージが入っている。ガードが間に合っていなければ、肋骨が折れ、意識が飛んで訓練終了だっただろう。

 神力を纏う分厚さは、おれより大きい。神力の出力は、精神力に依存する。これだけで既に力の差がある。

 そして、纏う神力の揺らぎは小さい。これまで相対した教官でも、この三倍の揺らぎがあった。

 それはつまり、安定した無駄のない攻防となる。

 やはり、神力を全体に一定で纏わせた攻撃では、ダメージは一切入らないだろう。しかも揺らぎを小さくしなければ、攻撃のみに神力を絞ったとしてもその意味が薄くなる。

 おれは拳で神力を飛ばす空撃で、牽制することもできるが、こちらの神力を消費するのみでダメージを与えるには至らない。

 ならば、覚悟を決めるしかないだろう。

 天兜には、ああ行ったが、防御ゼロで攻撃なんか正気の沙汰ではない。ガードしてもダメージが入るんだから、想像もした事がない痛みだろう。

 だが、もうそれしかない。これが本物だ、覚悟を決めろ。!!

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