表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/42

旦那の驚き(その17)

「船長、さっきまで俺と飲んでいたのに、今どこにいる」

 ミツオの剣幕に驚きながらも船長は返答する。

「あの後は、明日の整備の仕事に差し支えてはいけないと思ってホテルに帰りましたよ。だから、今ホテルの部屋にいます」

「フタツ・ミッツがライブ中に狙撃された」

「うそだ」

 船長は声を失っている。

「安否は不明。そして俺は狙撃犯を見た」

「どんな奴でしたか」

「とぼけるな、お前だろ」

 エリーとパイセンはミツオの言葉に息を飲んだ。

 船長の酔いが一気に覚める。

「私ではありません。だってミツオさんと別れた後、ホテルの自室にいます」

「じゃあ、俺が見たのは誰なんだ。狙撃銃を手にしたお前を見たんだぞ」

「信じてください。仕事を頂いている恩人をどうして私が殺すのですか」

「あんた、何やってるのよ」

 ぱいせんが口をはさむ。

「お前、ミツオさんと一緒なのか」

「そうよ、しかもライブ会場にいて、一部始終を目撃した」

 泣きながらぱいせんは叫んでいた。「違う、信じてくれ。ぐわっ」

 船長の部屋で爆発音がこだました。混乱する複数の声がスピーカーから聞こえる。

「手を頭の上に置け、早く」

「お前達はだれだ」

「フタツ・ミッツ狙撃犯の容疑者として、お前を拘束する」

「違う何かの間違いだ。俺じゃない」

 ブラック船長の絶叫の後、通話が終了した。

 ホールの階下では今まさに担架に乗せられてフタツ・ミッツが医療施設に運ばれていく。

挿絵(By みてみん)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ