9話
「ちょっと待ってください!!(可能の概念)」
可能の概念、可能という概念が生命化し擬人化した存在。できないことも可能にしてしまう力を込めている。ちなみに正反対に姉で不可能の概念がいる。
「なんだよ、いいとこなんだ邪魔するじゃねぇ!(The BLACK)」
「そうだぞ?邪魔をするな!(リアン)」
「天国まで響いてんるんですよ?!衝撃が!!もうやめてください!(可能の概念)」リアンは顔が引き攣った。何故なら姉である前魔王のヴァナディースに、天国に迷惑をかけるようなことをすれば厳しい罰則を与えると魔王になる前に言われていたからだ。
「あ…あの…ところで姉様はどちらに…?(リアン)」
「今は、天国にいらっしゃいます。もう時期様子を見に来るかと?(可能の概念)」リアンは絶望の表情になり、崩れ落ちる。魔王といえど、姉には逆らえないものなのだ。
「てかよぉ、これほぼBLACKの方が原因じゃね?
だって、見てた感じよ。リアンの方は天国のこと考えて力加減してやってんだろ?
お前どうだよ。」
「……俺はバリバリ手加減してたけど破壊しまくった。(The BLACK)」
「でも…BLACKとの戦いに受けてたった私にも責任はある。BLACKだけが責任がある訳じゃないから、罰は受けなきゃな…(リアン)」
「いい心がけだな。さすがは私の妹だ。(ヴァナディース)」ヴァナディースには怒りなどの感情はなく、妹の成長を喜ぶような感情が表情からも感じ取れる。
「ね、姉様…(リアン)」不安感と困惑が混ざり、複雑な感情。怒られる、処罰を与えられると思っていたのが、予想外の展開に入ったのだから当然であろう。
「処罰は無しだ。これは経験として心の中に刻んでおけ。(ヴァナディース)」
「あの…?それはいいんですが、これはどうするですか?(可能の概念)」辺りを見渡すと、ただでさえ荒れていた地獄の世界が更に荒れ果ててしまい、地獄の中の地獄と化していた。
「BLACK様?リアン様?私も手伝いますので…ご一緒に修復…しましょうね?
あ、それ以外の方は手を下さないでくださいね。(可能の概念)」リアンは代償として受け入れ、修復をしようとする意思を見せたが、BLACKはかつての謎の人物のように面倒くさがりやろうとしなかった。
「あ、お前そんなんだとどうなるかわかる?お前の可愛い彼女のミリアに伝えるけどいいよな。(謎の人物)」
「おし、やるか(BLACK)」BLACKはリアンの事が好きすぎて好きすぎて、悪印象を持たれたくないので渋々ではなくきちんとやろうと言う思いを持ちました。
「あぁ…私の出番なかったな…(終焉の概念)」
終焉の概念:終焉の概念が生命化、擬人化した存在。終焉の概念の力は、一生や永遠という概念ですら終結させ、終わらせてしまう。




