第六話 森の主
あらすじ〜海の中の神殿に住んでいる子供のサメのハルキと子供のシャチのオルカ、そしてロボットのかいおう。
ある日、かいおうがさらわれてしまう。ハルキたちは、かいおうを助けると誓うのであった。
ハルキたちは、町を出て、大砂浜にいたボスガニを倒す。しかし、その隣にあった森へ行った直後、とてもこい霧がかかり、ハルキとオルカは分裂してしまう。そこで会ったキューキューというイルカにより、ループから脱出することに成功するが…
???「フフフッ!そう簡単に出れると思うなよ?」
二人「?!」
突然、どこからともなく声が聞こえてきました。
???「私を見つけられなければこの森から出ることはできない!」
と、何者かが言いました。
ハルキ「誰だ!姿を表せ!」
と、ハルキが言いますが、
シーン…
キューキュー「…流石にそんなんで現れるわけがないか…」
突然何者かに声をかけられたため、しばらく2人は考えました。そして…
キューキュー「とりあえず、やつを見つけるまでこの森から出られないと思う…だから、やつを見つけてこの森から脱出しよう。」
と、キューキューが言いました。
ハルキ「とはいえ、どうやってやつを見つけ出す?」
キューキュー「まあ、目印をつけながら探すしかないかな。どこにいるのか、見当がつかないからね…」
と言いました。
ハルキ「ま、頑張るしかないね…」
と言い、2人は歩き始めました。
3時間後…
ハルキ「…もう何時間ぐらい歩いたかな…」
キューキュー「多分3、4時間ぐらいじゃないかな…」
と、2人が言いました。かれこれ3、4時間ぐらい歩いていますが、全く見えそうにありません。
ハルキ「もしかしたらこの空間全てが声をかけてきたやつなのかもしれないよ?」
キューキュー「流石にそれだったら絶望的かな…」
と、言いました。
ハルキ「はーっ!お腹すいたし!なんか目印でもないのかな…」
と、ハルキが言ったその時でした。
ドガアアアン!
ハルキ「爆発音がした!」
突然、爆発音が遠くで鳴り響きました。
キューキュー「もしかしたら何か合図で儲かっているのかもしれない…とりあえず向かってみよう!」
と、2人はいい、爆発音が鳴った方向へ走りました。
ハルキ「もしかしたらオルカかもしれない…」
そしてしばらく、爆発音のなった近くに来ると…
ハルキ「あっ!オルカ!」
オルカ「あ!ハルキ!」
やはりはるかの予想通り、オルカがいました。
オルカ「大丈夫だったのか!よかった…」
オルカ「で、横にいるのは誰?」
と、オルカが尋ねると、
ハルキ「あ、この人はキューキューっていうんだって。冒険家っぽい。」
と、ハルキが説明しました。
ハルキ「で、そっちの隣にいるのは誰?」
カメくん「あ、僕はカメくん!冒険家でキューキューの仲間さ!」
キューキュー「ってか、オルカと一緒にいたんだね」
と、4人で話していました。
ハルキ「で、なんで爆発音で知らせたの?」
オルカ「ああそれはね、合流したかったからだよ。それに、ここにある洞窟に入りたくてね…」
と、オルカが洞窟の方を指差しました。
キューキュー「うわっ!すごい霊気を感じる…」
とキューキューが言いました。
ハルキ「多分あの声の主がこの中に居るかもしれない。入ってみるしかない…」
と、ハルキが言いました。
こうして、合流したハルキ達とオルカ達は洞窟に入って行きました。
オルカ「薄暗い場所だね」
キューキュー「あ、そうだ!これを持ってって欲しいんだ」
と言い、キューキューが何やら銃を持ち出しました。
カメくん「何これ?」
キューキュー「これは除霊銃。さっき道中でハルキが言ってた『霊的存在』ってとこが引っかかってね。万が一のために作っておいた。」
ハルキ「今の一瞬で作ったとは…」
と言いました。
オルカ「あっ!ここ開けてる!」
開けた場所に出た一向。
ハルキ「誰かいる!」
???「まさかここまで来るとは…」
と、誰かが言いました。
ハルキ「その声は…あの声の人!」
先ほどの声の人物と一致していました。
???「私のテリトリーに入ったものは生きて返すことはできないっ!」
ヒク「私はヒク!この森の主であり霧を発現させた犯人さ!」